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祝☆エイジシュート
エイジシュートを達成したことのあるプレーヤーを2人知っています。
お一人は74才のときに、九州シニア選手権の決勝大会で達成されて
大会から、優勝とは別にエイジシュートの記念品を頂いたとか・・・
ちょっと記憶が曖昧ですが、そんな話を伺ったと思います。
決勝大会1日目にエイジシュート達成。
2日目もあと、1打でエイジシュートというところだった、
2日も続けてやったらどうしようかと思った、
応援に行っていたお友達の方が、そんなことも云っておられました。
優勝するだけでも大変すごいことなのに、
エイジシュートが花を添える。
シニアの大会には、そういう素晴らしいことも起こり得るんだなぁ、と
感慨深いものを感じます。
さて、2005年の佐賀県アマチュア選手権のシニア(80才以上)の部。
エイジシュートを達成して優勝したおじいちゃんに
しばらくしてから付く機会に恵まれました。
キャディをしているわたしが一番わくわくする瞬間です。
「キャディさん、この人何歳に見える?」
同伴のお客さまが開口一番、わたしに質問を投げかけます。
「うーーーーーーん・・・・」
おじいちゃんは小柄ですが、背中は真っ直ぐしているし、
何歳、と聞かれてもせいぜい70才くらいにしか見えなかったので、
隣にいるメンバーの78才のおじいちゃんと見比べても・・・
色々と考えを巡らせていると
「86才よ」
「・・・えっ、」
はちじゅう?
・・・はちじゅうろくさい?
そこで、突然、わたしは思い出したのです。
「あ!もしかして、この前優勝した・・・」
新聞に写真付きで載ってたおじいちゃんだわ。
エイジシュートいっぱいやったことあるっていう!
しかも、わたしはそれまでエイジシュートというものは
自分の年齢で廻ることだと思っていたので、
自分の年齢以下で廻ることもエイジシュートというのだということを
知らなかったのです。
だいたい、年齢以下で廻ると云っても、ゴルフのスコアが72として、
プレーヤーは72才なわけで、
ありえない・・・じゃないか?
勝手にそんなことを考えていたのに、
わたしの前に現れたおじいちゃんは、86才なわけですよ。
これは、エイジシュートするにはもってこいの年齢ですよ。
年が多ければ多いほど達成する可能性は高いわけですから。
但し、現実はプレーヤーの体力的な問題で年々その可能性が阻害されるわけです。
何歳であれ、プレーヤーが健康でゴルフの実力も伴っていなければ、
エイジシュートは達成できない。
わたしは新聞記事を頭の隅で思い出しながら
エイジシュートを何回達成されたのかと、聞いてみました。
「58回」
・・・58回って、
「この人、週に2,3回ゴルフしてるから」
同伴のお客さまがそう云うと、当のおじいちゃんも
「年回100以上はゴルフしてるからなぁ」ですって。
80過ぎて年に100回もゴルフしてるなんて、一体・・・
すると、わたしの頭の中で次の質問が浮かびました。
ちょうど、お話をしてるホールがショートホールということもあり、
「ホールインワンは何回あるんですか?」
「4回」
おじいちゃんは丁寧に4回のホールインワンについて
お話を聞かせてくれました。
1回目は随分、昔。
今、86才なのですから、恐ろしく昔の話だと思われます。
「ブリヂストン・カントリーでやって、あのときは記念のタオルを作ったなぁ。」
2回目はホームコースの佐賀カントリー倶楽部(井上誠一設計)で。
13番ホールだそうです。
「このときは保険が50万出たよ」
3回目と4回目は天山カントリーの13番ホールの
ベントグリーンとコウライグリーンに1回ずつ。
「2回とも保険が100万出たから
ホテルニューオータニに100人招待してお祝いした。」
80才を過ぎてから、エイジシュートは何回もやってるけど、
ホールインワンは10年ほど前にやったきり、しばらくないとのこと。
この日、前半のスコアが43だったおじいちゃんは、
後半、17番ショートホールでバーディを取ると
「もしかしたら、今日も出るかも。」
出るかもって・・・エイジシュートが?
18番ホールをボギーで43になる計算です。
最終18番、ティショットはよく飛んでいたけど
セカンドをグリーンの手前のバンカーに入れてしまいます。
ピンが25ヤード奥なので
バンカーからのアプローチが30ヤードくらいあります。
わたしは気が気じゃありませんでした。
なんとかボギーで上がって欲しい。
86才のおじいちゃんのバンカーからのショットはとても力強く
1ピンくらいに付きました。
ファーストパットを思いっきり打ちます。
・・・そんなに?っていうくらい打つのでピンを軽々とオーバーしました。
2メートルくらいの返し。
「入って!」
わたしは仕事を忘れて賢明に祈ります。
カポーン
・・・見てるほうがハラハラするんですけど!
おじいちゃんはいとも簡単にパターを入れると
帽子を取って、「キャディさん、ありがとう」と云うのです。
59回目のエイジシュート達成です。
エイジシュートのギネスとかあるのかなぁ、、、
ふとそんなことを考えてしまいます。
この調子だと、おじいちゃんは今後もエイジシュートしまくりです。
86才とは思えない足取りでティショットを打ったら
カートまで走って戻ってくるのです。
毎日、近所の神社の70段くらいある階段を上り下りして
筋トレに励んでいるそうです。
70才までは毎日5キロ走っていたそうです。
あんまりやりすぎると身体壊すから、って止めたそうです。
わたしは途中でおじいちゃんの膝の上を触らせてもらいましたが、
とてもしっかりと筋肉がついていて、しまっていました。
わたしの足のようにブヨブヨではなくて、堅いんです。
同伴者の78才のおじいちゃんの足も触りました。
細くて筋肉のついてない足です。
年を取ってからのゴルフは身体が一番大事なんだと、
今日ほど思ったことはありません。
それにいくつになっても感謝の心を忘れないおじいちゃんの姿勢に
大変、感銘を受けました。
わたしのほうこそ、この日、おじいちゃんに付けたことに
本当に心から感謝しています。
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