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2005.10.30 はれ
『ティグランド』
2番ホールは打ち下ろしのミドルホール。
お客さまのティショットは右に飛んで行った。
「おー、危なかったなぁ。ティグランドが右に向いてるから
騙されるところだった。」
キャディさんに向かって云うのでキャディさんも言い返す。
「騙してないですよー」
「いーや、こっち向いてるもん。そういう造りをしてるんや!」
と云いきるお客さま。
スタンスをちゃんと取れてないのにコースのせいにするのはやめましょう。
2005.10.29 はれ
『傘』
キャディバックはフォーティーン。
アイアンもアプローチウェッジも43,53,58度とフォーティーン。
小太りだけどサンバイザーでバシッと決めてるお客さま。
キャディさんがドライバーを渡すときに
ふと、お客さまの手元が目に入った。
「あ、」
「ん?」
「傘・・・」
スコア数えるカウンターがそこにはあった。
「数えるのが面倒だから・・・」
「カッコわるー。(-_-)」
「・・・えっ、そうなの?」
慌てるお客さま。
外したほうがいいと思うよ。
2005.10.28 はれ
『パー』
後半のスタート前にお客さまがスコアカードを見て
「おっ、さっき残り2ホールは全部パーだった」
と云った。
「全部パーって、・・・2ホールだけだろ?」
「ああ、2ホールは全部パー」
この人、日本語おかしい、(-_-;)
とキャディさんは思った。
2005.10.26 はれ
『研修生』
途中で研修生を拾った。
2人のお客さまは快く「一緒に廻ろうよ」と声をかけてくださって
キャディさんは研修生をカートに乗せた。
するとお客さまの1人が
「○○プロは知ってる?」
「はい、中学のときに習ってました。」
「じゃあ、僕の弟弟子だね。」
えっ、・・・元研修生?
どうりで本気で上手いと思ってた。
「今年はどうだったの?」
元研修生のお客さまが質問を続ける。
「今年はプロテストは受けてないので・・・
QTで3次くらいまでならいけそうなんですけど・・・」
もう1人のお客さまは意味不明の会話をぽけーっとして聞いている。
「QTって云われてもわかんないでしょ?」
「うん、わかんない。キューティクルのこと?」
「!」
キャディさん、バカ受けしてしまいました!
2005.10.25 はれ
『鳴き声』
ぐわ〜〜〜〜、ぐわ〜〜〜〜
4番グリーンで首を絞められてるような声を出している鳥がいた。
ぐわ〜〜〜〜、ぐわ〜〜〜〜
「すごい声だなぁ、」
お客さまが肩をすくめるとアドレスに入る。
バーディパットは強すぎてカップを抜けていった。
「ぐわ〜〜〜〜〜〜っ!(>_<)」
お客さまはあの鳥と同じ声を出していた。
2005.10.24 はれ
『星の王子様とドラ息子』
「おっ、星の王子様コースじゃないか?」
朝から白熱した戦いが続いている。
今日から仮採用となった“星の王子様”と“ドラ息子”はキャディさ
んから見ていても面白かった。
ルールは簡単。
4人のうち、1人だけがティショットでフェアウェイをキープすれば
“星の王子様”が適用されて全員から3点ゲット。
“ドラ息子”は4人のうち、1人だけがティショットをラフに打ち込
んだ場合に適用される。ドラ息子はマイナス3点。
「社長には教えるなよ」
「全部取られるからな。」
色々と事情があるらしい。f(^_^;)
2005.10.22 はれ
『戸張さん?』
スタート前に雨が降ってきた。
キャディさんは慌ててカートにシートをかける。
「今年のゴルフは6回行って4回が雨。子供の頃も遠足は雨で中止。
ふっふっふ。雨男の本領発揮。」
戸張さんかと思う声がキャディさんの後ろから聞こえてきた。
振り返るとお客さまが、今年一番冷え込んだ日にまだ半袖で立っていた。
「キャディさん、足小さいね。いくつ?」
「え?っと、23・・・」
「僕は24さ。ほーら、25センチの靴の先が余ってる。バカの大足。
天才の小足。ふふ。」
「・・・・。」
な、なんだこの人はキャディさんは呆気に取られていた。
しかも声は戸張さんそっくり。
2005.10.21 はれ
『一番入場者』
「◯◯カントリークラブ 開場20周年記念 開場1番入場者
昭和53年1月5日・・・・」
キャディさんはお客様のキャディバックに付いてるプレートを声に出して読んだ。
「一番に入ったんですか?」
「うーん。その時は雪が降っててなぁ、ゴルフできるかどうかわからんけどゴルフ
場に行ってみたんだよ。」
20年前の出来事を話し出すおじいちゃんは82才。
「そしたら一番に来たってことで、そのキャディバックをもらった。杉原プロのサ
インが入ってるよ。」
「わっ、ホントだ。」
それにしても20年前のバックにサイン・・・きれいに使っているのね、
2005.10.20 はれ
『アンプレアブル』
「うわ、こりゃ打てないなぁ」
木の根本に止まったボールを見てお客さまが云った。
「キャディさん、どうしたらいい?」
「アンプレアブルされますか?」
「打てないから仕方ないな、どこから打てばいい?」
「2クラブ横に出すか、元の場所から打ち直しで。」
「じゃあ、」
キャディさんはお客さまは2クラブ出してくれるだろうと思っていた。
「元の場所から打ってくる。」
「あ、・・・・・・はい。」
いるね、進行のこととか、全然気にしてないお客さまって。(^_^;)
2005.10.18 はれ
『70才』
「今日はダボがひとつもなかったわぁ」
お客さまは70才を少し過ぎてる女性のメンバーさま。
「いくつになったんですか?」
18番ホールが終わるとキャディさんはスコアカードを覗き込んだ。
今日、1日、パーかボギーしか取ってない筈。
「41、42、83よ!」
「・・・・すごーい!」
「あー、楽しかった。」
そりゃ楽しかろう。
2005.10.17 はれ
『タオル』
「タオル持ってる?」
「はい」
キャディさんがタオルを差し出すとお客さまは手を拭き始めた。
「・・・ちょっと、」
よく見るとタオルに黄色い汁がいっぱい付き始めた。
「・・・そのタオルでわたしにボールを拭けって云うんですか?」
「またお前はそういうことを云う」
「だってぇ、ミカン食べたあとの手を拭くなら拭くって云ってくれれば
ちゃんと他のタオルを貸したのに、なんでボールを拭くタオルをミカン
の汁でベタベタにするんですか!(-_-メ)」
「ほんとにお前は寅年だなぁ、」
「・・・丑年って云ったじゃないですかっ」
「・・・。」
2005.10.10 はれ
『かちがらす』
「最近、かちがらす見る?」
ふいにお客さまに云われて考えるキャディさん。
「・・・うーーーんとぉ、そういえば、最近見ないですねぇ」
キャディさんは首を傾げた。
「この2人に佐賀のカラスはツートンカラーだっていうのを
見せてあげたいんだけどね。」
大阪から来たご夫妻を指差されてキャディさんは納得した。
「そんなカラスおるん?」
お客さまがキャディさんに舌打ちした。
「信じてないんだよ、」
2005.10.9 はれ
『ニアピン』
8:21スタートの組に付いたキャディさんはお客さまが
鹿児島から来たというのでびっくりした。
「えーーーーーっ!!!朝、家を出てきたんですか?」
「うん。3時半に家出てきた。」
「・・・それで、今日はどっか泊まるんですよね?」
「帰るよ。」
「えーーーーーーっ!日帰りなんですか?」
「だからニアピン取って高速代を稼いで帰らないと。」
コンペの4組目だった。
前の3組は誰もグリーンにすら乗っていない。
お客さまは宣言通りにグリーンに乗せるとニアピンの旗に名前を書いた。
200ヤードのショートだもの、大丈夫だろうとグリーンを出た途端、
後ろの組がピン側に乗せてきた。
「ああああああーーーーーーーーーーーっ!」
取られた。(-_-;)
2005.10.6 はれ
『実況中継』
お客さまはティショットをするとすぐに携帯を耳に当てる。
大音量で聞いているので音が外に漏れる・・・
「あんたさ、ゴルフするか競艇するか、どっちかにしたら?」
「おっと、俺の出番か」
お客さまは競艇の実況を聞きながらゴルフをしているのだ。
同伴者はあきれ顔で云った。
「パチンコするときもこの調子なんだよ」
2005.10.4 くもりときどきあめ
『裁縫道具』
ショートホールのティグランドでお客さまがキャディさんに云った。
「裁縫道具持ってない?」
「・・・さ、裁縫道具ですか?」
「うん。」
キャディさんはたじろいでしまった。
さすがに裁縫道具は持っていない。
「どうしたんですか?」
「ボタンが取れた。」
ズボンのボタンが確かに取れている・・・。
「この前のキャディさんは持ってたのになぁ」
「えーーーーーーっ。裁縫道具ですか?」
持ってるキャディがいるんだぁ。
それよりもキャディさんは
「この前もって・・・よく取れるんですか?」
「うん。」
「・・・・。」
それがおかしくないかい?
2005.10.2 はれときどきあめ
『クラブ選手権・予選ラウンド』
そろそろ結果が出た頃かなと思って
キャディさんはスコアボードを見に行った。
トップは・・・68!
4アンダーかぁ。
あ?Mさん・・・去年も3アンダーできてたのに
決勝で大逆転されたんだっけ。
まだわかんないなぁ。
2005.10.1 はれ
『プレイング4』
キャディさんがカートを走らせながら
「うわー!蛇の抜け殻だぁ!」
と云ったら、お客さまが
「キャディさん、今、“お客さんカツラですか?”って云った?」
「云ってないですよー」
なんでそんな聞き間違いするかなぁ。
キャディさん爆笑!
もしかして、誰かカツラ?
谷越えのショートホールに着くとお客さまの一人がOBを打った。
「キャディさん、ここってプレイング4?」
キャディさんはお客さまの表情を読みとると
「ここから打ってもらっていいですよ、プレイング3で。」
「いや、そんな冒険はできない」
「・・・・。」
冒険してたんだ、、、
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