|
2005.5.29 はれ
『部長』
「この前の地震から余震が多いじゃない。」
お客さまは3人とも福岡から。
「会社で椅子に座ってて、ぐらぐら椅子が揺れるんだよね。
また余震かぁって思ってたら・・・自分で椅子を揺らして
たんだよね。」
そこへ同伴競技者が突っ込んだ。
「それって部長の椅子が危ないんじゃない?」
「・・・えっ。」
キャディさん、爆笑!
2005.5.28 はれ
『グリーン』
「キャディさん、二十歳くらい?」
「・・・。」
キャディさんは一瞬、ギクリとしたあとにっこり笑って
「ありがとうございます」
と云った。
何ホールか進んでから
「キャディさんはゴルフ場ができてからどれくらいいるの?」
「えーっと、もう9年経ちますねぇ」
「・・・え?」
お客さまは二十歳くらいだろうと思いこんでいたらしい。
「・・・いやー、まだ1、2年しかキャディしてないのによく勉強してるなぁって
誉めようと思ってたのに。9年って・・・。さっきのラインなんか、すごいなぁっ
て感心したのに、9年って・・・。」
勝手に思いこむなっちゅうの。(-_-;)
悪かったわね、若作りしてて。
2005.5.25 はれ
『色盲』
「すみません、赤いマークを別の色に変えてもらえませんか?」
突然グリーンでお客さまが同伴競技者に言いだした。
「えーっ?わたしは赤が見えやすいので
赤色のマーカーしか用意してきてないんですよ」
「わたし、色盲で、グリーンの緑に赤い色だと見えないんです。」
2人で言い合っているけど、色盲のお客さまが続けて言った。
「見えなくてラインを踏んだら申し訳ないので、
すみませんが、別の色にしてもらうと助かるんですが・・・」
あー、なるほど、そういうことか。
2005.5.23 はれ
『貸し切りコンペ』
「今日、つめたらすみません。」
「何よ、どっち?」
「アウトです。」
「よかったぁ」
「インですか?」
「うん。なんでつまるのー?」
「アイアンがすごいんですよ。」
「すごいって、どんな風に?」
「土の中から掘り起こしたような状態です。」
「・・・なに言ってんの?」
わたしは笑いながら聞いた。
「洗っても洗っても土が取れないんですよ。フェイスじゃないほうにも土がびっしりついてて・・・」
「それは、、、、想像付かないけどー」
「しかもバック軽すぎなんですよねー。ボール持ってんのかなぁ。
隣りのバックは6番と8番アイアンがないんですよ。」
「練習に行ってるんじゃなくて?」
「違います。お客さん、出てきてパター持って練習グリーンに行きましたから。」
「あ、・・・・。そう。」
辛い、なぁ。
2005.5.22 あめのちくもり
『研修会』
「後ろの組、いるの?」
「いますよ、」
トップなんですから!
「全然見えないね」
「2ホール以上離れてますから」
「えーっ、そんなに?後ろの組って誰がいたっけ?」
「言ってもいいんですか?」
「いいよ」
「・・・Kさん」
「ああー、遅いもんねー」
ほんと、遅い。
2005.5.21 はれ
『新型』
クラブハウスの玄関にベンツが一台滑り込んできた。
トランクを開けようとして・・・・
「これ、どうやったら開くの?」
すると運転席からお客さまが降りてきた。
「この型が来たらね、ここを押して、開ける」
「おおー。」
「閉めるときは・・・・」
「おおー、なるほどなるほど。」
「わかった?」
「いつもありがとうございまーす」
お客さまは外車専門の車屋さんで毎回違う車に乗ってくる。
2005.5.19 はれ
『カップル』
「もう70になろうかっていう2人じゃん、なんなんだろ。」
「ああ、例の2人ですかー」
「あの歳で可愛い子ぶられてもさ、むかつくだけなんだよね。」
「わかります、わかります」
「途中で足とかつってんの。」
「ああ、歳ですからねー」
「足がつったー足がつったーって言ってるんだけど、
あーそうですか、残り120ヤードですけど何番にします?って。(笑)」
「イジメじゃないですかー」
「いじめてないわよ。てゆーか、鬼嫁?」
2005.5.18 はれ
『バックティ』
前半のハーフで3番と8番で4人で2つのパーしか取れなかったのに
後半もバックティから行く気らしい。
15番のグリーンをホールアウトしたときだった。
「ひろしです。」
お客さまが急に呟きだした。
「もう、どうにもならんとです。」
2005.5.17 はれ
『研修生』
「ナイスショットー!」
キャディ研修中の新人キャディが研修生のティショットに声を張り上げた。
球はみるみるスライスがかかり、カート道を越えてOBになった。
「ちょっと言うのが早かったわねぇ。球筋をよく見てから言わないと。」
「はい、すみません」
もう一度、打ち直しをしてもらった。
そして、もう一度、さらにもう一度、やっぱりもう一度・・・
何回打ち直ししてんのかい!
上がって「17」。
「ちょっと、どっちが研修されてんの。」
「僕です。」
わかってればよろしい。
2005.5.12 はれ
『ショートホール』
「ピンまで117ヤードです。」
キャディさんがピンまでの距離を言うとお客さまが
「あそこに書いてある113っていうのは何?」
と言いだした。
1番ホールでも、2番ホールでも説明したじゃないか。
ティグランドに書いてるのはグリーンのセンターまでですよ、って。
キャディさんがもう一度説明すると、
「ピンまでは?」
「117ヤードです。」
「なんで?あそこには113って書いてあるのに。」
またそれかい!
「グリーンエッジまで93ヤードあるんですよ。
エッジからピンまでが24ヤードって書いてあるじゃないですか。
93足す、24で、117ヤードです。」
「なんでそうなるの?」
だからーーーー。
書いてあるじゃん、なんでって言われてもわたしだって数字を足してるだけなんだけど!
「ここのゴルフ場は呆け防止になるなぁ」
って、おじいちゃん!
介護してるわけじゃないんだけど、
2005.5.11 はれ
『連戦』
「昨日は◯◯カントリーに行ってきたよ」
「昨日もゴルフだったんですかー」
ほとんど70歳以上のお客さまばかりのコンペだった。
「昨日のゴルフ場はばーちゃんばっかりだった。孫がいるって言ってたもん」
キャディさんのことを言っているらしい。
「ね、ばーちゃんばっかりだったよね?」
と、じーちゃんたちが言っていた。(^_^;)
2005.5.10 はれ
『ライン』
「きくちももこ、きくちももこ!」
お客さまが言った。
キャディさんは辺りを見回した。
この組に女性のお客さまはいなかったはず、、、
「ももこ、ももこ!」
「・・・・?」
キャディさんがお客さまのほうを振り返ると
「どれくらい切れる?」
って、わたしのことかい!?
2005.5.8 はれ
『理事長杯・2回戦』
ハンディ・キャップ「2」と、「8」の対戦。
競技方法はマッチプレー。
2回戦のプレーがハーフ終了した。
プレーヤー2人が少し休憩を取ってる間に
キャディさんはスタート室の中に窓越しに話しかけた。
「あのさー、・・・・自分のラインをパターで押さえるんだけどー」
「誰が?」
「お客さん」
「そりゃダメだろー」
「3回やった」
「・・・・。」
キャディマスターは後ろを振り返る。
「ダメでしょうー」
後ろにはプロが控えていた。
「でもね、わたしは気になって気になって仕様がないけど、相手が何も言わないからさ。
どうすることもできないじゃん?」
競技慣れしているハンディキャップ「2」のプレーヤーが気付かないことがおかしい。
後半のプレーの途中で
「もうゴルフできなくなるかもしれない」と
「2」のプレーヤーが言った。
「はあ?」
キャディさんは「どーしたんですか」と軽く流す。
「2600万の負債が・・・・」
「・・・・はああ?」
「逃げられたぁーーー」
「・・・・。」
おいおい、それでか!
ゴルフに集中できるはずがないよね。
追伸:マッチプレーのときは、違反はそのホールの負け。
合意の反則は両者とも競技失格。
2005.5.7 はれ
『5日目』
前日はゴルフ場はお休みだった。
でも、この連休中に何回この人たちの顔を見たかしら、、、
とキャディさんは思いながら・・・
「どれくらいかかるんですか?」
「1時間半くらい」
「近くにゴルフ場ないんですかー?」
「だって知ってる人ばかり会うから、」
「しかし今日は少ないなぁー。休みは明日までだっていうのに」
連休中に5回も同じゴルフ場に来るので毎日の客の入り具合にも詳しい・・・(^_^;)
「明日はどうかな」
「明日・・・って、明日も来るんですかー?」
「そうだよ。8時前のスタートだったけど、明日なんかあんの?」
「理事長杯・・・・」
2005.5.5 はれ
『こどもの日』
「あ、この前のお姉さんだ」
「おっ、けんとくん?」
この前のジュニアの練習会に来ていた小学生の男の子。
奇麗な女の人が後ろからやってきた。
「お母さん?」
「うん」
「・・・・奇麗だねー!あれ、妹?」
「うん」
今日は妹も一緒かー。
いい家族だね、こどもの日にみんなでゴルフなんて!
2005.5.4 はれ
『日焼け止め』
「昨日、デパートに行って日焼け止めを買ってきた」
もう70をとっくに過ぎたお客さまがスタート前に日焼け止めを塗っていた。
「店員がね、大きいのと小さいのとどっちにしますかーっていうから
俺は先が短いから大きくていっぱい入ってるやつはいらん!って言うてやった。」
キャディさん、爆笑。
2005.5.2 はれ
『ナイスイン』
4番ホールでお客さまがティショットをした。
右にスライス気味に打ち出されたボールはかろうじてカート道に当たり、
前に跳ねた。
「セーフですね、」
とキャディさんがほっとしたのもつかの間。
前の組のカートの傘入れ(細長い筒状のもの)にスポッと入ってしまったのだ。
前の組のキャディさんが
「・・・・どうしよう(*_*)」
と困っていたらしい。
2005.5.1 はれ
『家族手当』
ショートホールで、前の組のグリーンを待っているときだった。
「家族手当ってどれくらい付くんですか?」
お客さまが突然、思い出したように言った。
「俺に聞くなよ、俺はもう、8年前に消滅してるんだから!!」
「あ、すみません」
キャディさんが笑いながら聞いていると
「家族手当はなぁー、みそと醤油だ」
別のお客さまがそう言った。
「あ、現物支給なんですか」
そんなわけ、あるか!(-_-;)
|