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2005.1.30 はれ
『軍手』
「軍手はめて練習するといいらしいんだよね。」
「・・・軍手ですか?」
キャディさんは一瞬ぽかんとした。
「手によけいな力が入らなくていいらしい。」
すると、キャディバックから軍手を取り出して手にはめたのだ。
これからティショットしなくちゃいけないっていうのに。
それを見ていた同伴者が云った。
「今から草むしりでもすんの?」
2005.1.29 はれのち雨
『振り込め詐欺』
7番ホールのショートで180ヤードを2人乗せた。
1人は引っかけてバンカーだ。
しかし、バンカーから2メートルに寄せた。
「うわぁ、詐欺だわ。振り込め詐欺だ!」
2005.1.28 はれ
『ライン』
上りのスライスライン。8ヤードほどある。
パターをかまえたお客様がゆっくりと打ち出した方向。
それは、右。
「・・・・。」
キャディさんはその時点で「あ〜あ。」と心の中で呟く。
「あーっ、」
お客様はパットをした瞬間、目を向いて大声を出した。
「これ、これ、ちょっと〜」
いかにも自分の打ち出した方向は間違っていない、と言わんばかりだ。
「そ、そ、そーなのぉー?」
「そうです。」
キャディさんはにっこり笑った。
そして言った。
「打つ前に聞けばいいのに。」
2005.1.27 はれ
『じーちゃん×ばーちゃんカップル』
「だーっ!(-_-;)」
キャディさんとしては、頭を抱えるしかなかった。
ときどき2人でやってきてはセルフで2時間半かかる噂のカップルが・・・
それにプラス2人。計4名様をわたしに連れて行けというのか!
付いてみると、なかなかいいおばーちゃんではないか。
60過ぎてゴルフ始めたわりにはしっかり打つし、何より一生懸命やってる感じがする。
キャディさんも応援してあげようという気になるものだ。
まあ、それでも前には付いて行けないので(コンペの最後の組だった。後ろは常にべた付け)
茶店はお客様の了解のもとすっ飛ばしたが、7番のショートホールでのこと。
ばーちゃんは(ええ、敢えてばーちゃんと呼ばせてもらうわ)145ヤードを
「どれで打ったらいい?」
「ドライバー!」
彼氏が(こっちもじーちゃん)頭ごなしに言うのだ。
そこでキャディさんは「いつもはどれで打ってるんですか?」とばーちゃんに聞いた。
「・・・・え、えーっと、わからない」
「・・・。」
もうぼけたんか?
いつも2人で来てんだろーが。
そんくらい覚えとけ!
・・・とはもちろん、言いません。
「ドライバーで打ちます」
とばーちゃんが言うのでキャディさんはドライバーを渡した。
すると、ぴったりグリーンの真ん中に乗ったのでみんな大喜びだ。
「ぴったりでしたね。じゃあ、このホールはドライバーでぴったりだと、
覚えておいてくださいね。」
キャディさんは嫌味にならないように笑顔で言った。
「・・・え?覚えておくの?」
「・・・。」
はあ?この瞬間キャディさんは理解した。
ばーちゃんはいつも彼氏(じーちゃん)の言ったクラブで打ってたもんだから
自分で考えてゴルフをしていなかったのだ。
それで面白いのか?ゴルフがよ。え?じーちゃんも甘やかすんじゃねぇっ!
おかげでばーちゃんときたら60ヤードでもじーちゃんが指示しなかったら
平気な顔してスプーンで打とうとするじゃないか。
ばーちゃんも、いい加減自分が60ヤードをPwで打ってるのに気付けっつーの。
2005.1.25 はれ
『ニアピン』
「はぁ〜」
「お帰り」
「うん」
「大変だった?」
「・・・うーむ。それがね、」とキャディさんは一気に喋り出す!
「ニアピンてさぁ、普通乗った人の名前書くよね?」
「うん。(笑)」
ゆみちゃんはすでに笑い出した。
「2組コンペのだったんだけど、・・・乗らなかった人の名前を書くわけよ。
これってどういうこと?」
他のキャディさんたちも聞きながら笑い出した。
「でね、乗らなかった人の名前を書いてグリーンの脇に刺して行くわけ。
は〜あ?って感じでしょ。毎回3人は名前書くわけ。乗るのは一人しかいないから。
てゆーか、それニアピンかよ?みたいな。」
意味わかんない。(-_-;)
2005.1.23 はれ
『支配人』
「さらちゃん、ちょっと!」
先輩キャディのKさんが笑いながら言ったのである。
「この前、◯◯に行ったじゃない。」
◯◯というのはゴルフ場の名前が入る。
「はい、お疲れさまでしたー」
その日は梅さん事件があった日だ。
「ご飯美味しくなかったわよねー!」
と、露骨にレストランの話になった。
「はい。」
わたしもしぶしぶ頷いた。
「あんまり美味しくない美味しくないって言ったもんだから
◯◯の支配人が2日後にうちのレストランにご飯だけ食べに
来たんだって!」
「・・・えっ?」
わたし達の会話、まる聞こえ?(ё_ё)
2005.1.22 はれ
『ボール』
「誰がニューイング使ってたっけ?」
「ああ、もうそれやめた!」
「やめたって言うより全部無くなったんだろ?」
「そうとも言う。」
2005.1.21 はれ
『83歳』
7番ホール、140ヤードのショートホール。
風がすごく上げている。
おじいちゃんはユーティリティでバシッと打ったが、
風に流されているボールはグリーン手前に落ちた。
「こぼれたか。」
おじいちゃんの口からそんな言葉がもれた・・・が、
キャディさんはちょっとよろけながら
「手前です(笑)」
耳の遠いおじいちゃんにわざわざ突っ込む。
2005.1.18 はれ
『梅さん』
梅さんはゴルフ場のレストランの厨房で和食担当の板前さんです。
そんな梅さんが、巻き起こしたびっくりするような事件が起こりました。
ロングホールのグリーンでアプローチを2回失敗したにもかかわらず、
なんとか30センチくらいのところに付けた梅さんは、それを入れれば
ボギー。
でももう、頭は真っ白!
だってパーが取れると思ってた矢先にアプローチをざっくりやってしま
ったことが頭にこびりついてしまっているから。
すると梅さん、奇妙な行動に出る。
ピンが立ってるカップに向かってパターをした。
はあ〜?
普通じゃ考えられないことだよね。
だって、この時点で2打罰だよ!
しかし、ボールがピントカップの間に挟まってしまったのだ。
すると梅さん、またまた普通じゃ考えられないようなことをした。
カップの下に落ちずに挟まってるボールを取り上げたのだ。
え〜〜〜〜!?
ふ、普通はピンとカップに挟まったボールはピンを揺すってボールを落
としてホールアウトしなければならない。
でも、取っちゃったのよ、梅さんは!
で、そういうときはルール上、カップの縁にボールをリプレースしてパ
ターをやって、ちゃんとホールアウトしなくてならないらしい。
でも、もとあった地点の30センチのところにボールを置いて、パター
してなんとか「ホールアウト」という形を取った梅さん。
「こういう場合さ、どうなんの?」
「え?なんかあった?」
わたしは先にホールアウトしてグリーンを出てクラブを片づけていたの
だ。
「なんかあったんですかー?」
梅さんと一緒にいたMさんにも問いかける。
だって、残りは梅さんの30センチのボギーパット。
そんなドラマが起こるとは思ってもいないわたし。
同じ組で廻っていながらその状況をまるで見ていなかったのだ!
わたしともあろうものがなんて美味しい状況を見逃してしまったの!
「いやー、梅さんがピンが立ってるのにパターしちゃってね、」
「はあー?2ペナじゃないですか。」
「うーん、そうなんだけどね、そのボールがピンとカップに挟まってし
まってね」
「あらー。でも落としてきたんですよね、ボールは。」
「それがー、梅さん、そのボール取ってしまったんだよね、」
「・・・。はあ〜?挟まってるボールをー?なんでまた?」
「なんでまたって言われても、取ってしまったものは取ってしまったん
でね、」
「梅さんっ、何やってんのー?」
「あははは!いや、挟まってたからさ、つい。取っちゃった。」
「取っちゃったじゃないでしょー。で、どうしたんですかその後。」
「わかんないからさ、取りあえずもとのとこに置いて打ってきたけど。」
「ん〜〜〜〜。それ誤所からのプレーなんじゃないのー?」
「えっ。じゃあ、俺何打罰?」
結局何打罰になるのかっていうのが問題なんですけど。
わかる人がいたらこちらまでご連絡お待ちしています。
2005.1.16 はれ
『松中』
「今日、松中のお父さんに付いたんですよー」
「えーっ!ホントに?すごーい!どうだった?」
「今日、武雄温泉に泊まりらしくて、何人か連れて夜遊びにおいでよ!って。」
「あらー、お父さんやるじゃない?」
「帰りに“また来てくださいねー”って言ったら
“てゆーか、今夜ね!”って。(笑)」
2005.1.13 はれ
『和田』
「和田が来てますよ!」
「えーっっ!和田くんっ?」
と寝ぼけ眼を見開いたキャディさん。
「あ、そっちじゃないです。西武の、和田。」
「・・・・。あ、なーんだ。」
途端にいつものテンションに戻るキャディさんだった。
2005.1.9 ゆきのちはれ
『パター』
「あれ?俺のパターがない。」
とお客様が云うのでキャディさんは焦った。
「さっきまで全部ありましたけどねここに。」
パターを2本入れていたお客様だけはキャディバックにそのままにして、
あとの3人のパターはパター入れに入れておいたはず。
「あ!」
とっさにキャディさんはこのお客様がパター2本入れてるお客様だと思って
「2本あったんでどっちを使うかわからないのでここ入れてます」
「違う、俺のバックはこれ」
「えっ。じゃあ・・・なんでないんだろう!」
キャディさんパニック!だってさっきまであったじゃない!
すると、お客様が練習グリーンにいる同伴者に
「おまえー、それおまえのパターに間違いない?」
と聞いた。
「あ!間違えてる!」
よかったー。キャディさんはほっと胸をなで下ろした。
「ごめんごめん、間違えてた。」
とやってきたお客様はキャディバックに2本入ってるパターのうち、1つを
掴むとまた練習グリーンに走って行った。
「・・・・。」
ちょっと、パター2本入れてんのに、さらに人のクラブと間違えてんの?
それに、形も全然違うんだけど!(-_-)
なんで間違えてんのか意味わかんない。もうー、今日どうしよー!
やってもーた、かもしんない。
雪の中、キャディさんは思いました。
「宜しくお願いします」
別のお客様がやってきた。
キャディさんがクラブ確認をすると
「あ、俺のクラブじゃないやつが入ってる!」
「えーっ、どれですか?」
さっきも似たようなことがあったからね。
もう、惑わされないわよ!
「サンドウェッジ」
「あ、これですか、どっちが違うんですか?」
お客様のサンドウェッジは2本入っていた。
ミズノと、本間。
「どっちが違うんですか?」
キャディさんが繰り返す。
「うーーーーんと、」
「・・・・?」
なんで考えてんの?
キャディさんは質問を変えた。
「あのー、自分のクラブはどっちなんですか?」
「えーーーっと。」
なんで自分のクラブがわかんないのかがわかんない。
「・・・・。」
「ごめん、多分どっちも俺の。」
「はあ?」
それに多分ってなんやの?多分て?意味わからへん。
雪が激しくなった。
2005.1.8 あめのちくもり
『はい』
15番ホールのグリーン。
下から上りのフックライン。
キャディさんはピンを抜くと「ここですね」と指した。
「はい」
とすぐに返事があった。
キャディさんの隣から。
「・・・あの、Gさんに言ったんですけど。」
キャディさんが笑いを堪えながら言った。
なんで隣りにいるあんたが返事しとんねん!
2005.1.6 あめのちくもり
『ミッチー』
「さらちゃんてさ、オープン当時からすると雰囲気変わったよねぇ」
と馴染みのお客様に云われたキャディさんは
「そーですかぁ。年取っただけじゃないですかー?」
とあっさりかわして、
「それよりもAさんて、ミッチーに似てますよね!」
「え?ミッチーって?誰?みはしみちや?」
ずるっとキャディさんはのけ反った。
「・・・そっちがわかんない!」
「及川?」
「そう!」
同伴者のBさんがフォローしてくれた。すると、
「あれ、そんなドライバー持ってた?」
AさんがBさんのキャディバックを覗き込んだ。
「これ、兄貴の。」
「あー!兄ちゃん元気にしてる?」
「死んだ。」
「えーっ?」
Aさんとキャディさんは声を揃えて叫んだ。
悪い冗談だろうと思っていたら、またまたAさんが
「あー!」と叫んだ。
「そうそう、俺、葬式行ったじゃん!」
「・・・。」
ホントに死んでたんかい!(/_・)/
2005.1.5 はれ
『流行語』
パーオンに失敗たお客様のアプローチがピンに向かって転がっていく。
「まいう〜〜〜!」
同伴者が云う。
そして短いパットを外すと「残念っ!」
上手いのか下手なのかどっちかにしてくれ、とキャディさんは思う。
2005.1.4 はれ
『ナイスパー!』
3組のコンペ。
「ナイスショット〜!」
「おー!いいぞー。」
「飛んでるじゃん!」
「ほー。」
「ナイスパー!」
「?」
みんな一瞬考えたあとに笑い出した。
2005.1.3 くもりときどきあめ
『衝突』
「あっ!」
グリーンの外からアプローチをしていた2人のプレーヤーのボールが
グリーン上でぶつかった。
「どっちが悪い?」と、アプローチをした2人。
「どっちも!」と、あとの2人。
キャディさんはくすっと笑った。
「グリーンの外からなのでそのままプレー続けてください。」
(処置方法)2人とも罰はなく、そのままプレーを続けてよい。
2005.1.2 あめのちはれ
『初打ち』
「どお?調子は?」
後ろの組が追いついてきた。
苦々しい顔で首を振るお客様。
「初シャンクは?」
ずるっ!いきなりなんてことを聞くのよ〜(-_-;)
「まだ」
「・・・・。」
シャンク出るんかい!
気を強く持って!と言いたいキャディさんでした。
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