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今日のお客さま。
1999年〜ゴルフ場で見たお客さまの珍プレー、好プレー、面白ギャグをキャディさんの実況中継でお届けしています。読むだけでルールやマナーも学べて一石二鳥。キャディさんからお客さまに云いたいことは「人の振り見て我が振り直せ」。今日は一体どんなドラマが展開されているのでしょうか。

【ご注意】いかなるゴルフ場とも一切のかかわりはありません。また、このお話はフィクションですがプレーヤーを非難・中傷するものではありません。

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2002.7.2(くもり)

『8X4(エイトフォー)』
「お、キャディさんこんなの持ってるの。」
お客さまがキャディさんの持ち物に興味を示した。
「へえ、エイトフォーっていうの、どこにでも効くの?」
「はい、頭にもどーぞ。(笑)」
「・・・・。」



2002.7.3(くもり)

『筋肉のかたまり』
セカンドショットはティショットにも増して完璧なスィングだった。
同伴者もキャディさんも惚れ惚れと球の行方を追っている。
「まったくよく飛ぶよ、筋肉のかたまりだね。」
同伴者が賞賛の言葉を述べるともう1人の同伴者が横から付け加えた。
「いやいや、筋肉のかたまりじゃなくて、欲のかたまりさ」
そ、それも有りかもしれない、、、



2002.7.4(くもり)

『湿度』
キャディさんの制服は夏冬兼用。
表地はポリエステル100
長袖で通気性が悪く、風を通さない。
気温が高く湿度も高い今の時期はこの制服はとても適している素材とは言い難い。
制服の中に熱がこもって倒れそうになる。
「袖折ったりするのも駄目なんですよね。」
キャディさんが支配人に云った。
「うん、駄目」
即答だ。
「えーっ!なんでー!?」
若いキャディさんたちが口々に非難する。
「そんなの倒れちゃうよ、」
「死ぬー!!」
「倒れてもいいんですか!?」
「倒れちゃ駄目。」
「仕事出来ないよー!」
「仕事はちゃんとしなさい。」
「え〜!暑いに決まってるじゃん、着てみてよ支配人!」
支配人も大変だ、、、、


2002.7.6(くもり+強風)

『台風』
台風が韓国を横切っている影響で九州の北部地方は夜中からすごい風に見まわれていた。
すごい、なんてもんじゃない。
すべてが吹っ飛んで行く、という感じ。
かろうじてピンはカップから抜けこそしないが今にも折れそうなほど曲がっている。
はっきりいってそんなショートホールはイヤだ。(笑)
多分、打つほうはもっとイヤだろう。
「キャディさん、どれくらい?」
「さあ。(笑)」


2002.7.7(くもりときどきはれ)

『アマチュア選手権・予選』

「キャディさん、アプローチ!」
「はーい」
キャディさんがアプローチを取ろうとすると「あれ?アプローチとサンドがない」
おかしいなぁ、なんで入ってないんだろう、他の人のバックの中にも間違って入れているわけでもない。
「アプローチ!」
「・・・あのー、入ってませんけど、持って行ってませんか?」苦し紛れにキャディさんが云った。
「え?・・・・持ってないよ。」
わ〜、困ったなぁ、まずいよ〜、どっかに忘れて来ちゃったかな、
キャディさんはクラブがないと非常に慌ててしまう。
お客さまからクラブを預かっているのだからお客さまが必要なときにすぐにクラブを渡せないなんて、
あってはならないことだ。
しかも今日はアマチュア選手権、大切な競技会なのに!
ん?ちょっと、待って、ゼクシオのアイアン、・・・隣もゼクシオのアイアン、でも、片方は鉛が張っ
てあるので見分けはすぐに付く。やっぱり間違うなんてことはない。そう、わたしは、間違うことは、
ない、とすれば・・・・
「あのーっっ!それアプローチじゃないですか!?」
キャディさんは別のお客さまに大声で呼びかけた。
60ヤードくらいのショットをして振り向いたお客さまは
「これ?うん、アプローチだよ。」
「それは鉛張ってありますかー!?」
「うん?」
うん?じゃなくて、、、、もう、それは人のアイアンなのよ!
「あれ、俺のじゃないみたい。」
そんな悠長なことを云っていて云いのか、、、(-_-;)
同じゼクシオのアイアンでもなんで自分のクラブには鉛張ってるのに持って行くとき気が付かないなん
だろ?打っても気づかないんなら張ってる意味なんじゃないかな、とキャディさんは思ったがそんなこ
とは胸にしまって、
「クラブ間違えたら2打罰ですよ、」
と小さい声で云うキャディさん。
「いいよ、いいよ、大丈夫、同じクラブだから。」
「・・・・。」
キャディさん絶句。
そんな問題じゃないでしょーよ、しかも片っぽは鉛張ってんのよ!


2002.7.10(はれ)

『ナイスショット』
「ナイスショットー!」
いいショットだ。
キャディさんの声も力が入る。
が、それを見た同伴者が一声。
「時、遅し!」
あはははは、と取り敢えずみんなで笑ってみたものの、
「あんた、なんてこと云うとね!まだ一打しか打っとらんばい」


2002.7.11(はれ)

『蝉』
ジリジリジリジリ・・・
グオオオオオオオオオオオ〜〜〜〜〜〜
「キャディさん、あそこは一体何がいるの?」
怯えるお客さまの顔。
6番ホールの左手の森の中から物凄い集中豪雨並の蝉の声が爆発している。
(あまりの凄さに表現の仕方がわかりません)
「蝉です。」
キャディさんは涼しい顔で答えた。
「蝉?・・・・あれが蝉の声!?」
「はい、・・・きっと、物凄い数の蝉なんでしょうね。」
「何匹くらい?」
「・・・千匹くらい・・・」
知るかっちゅうの!蝉が何匹いるのかわかるかいな。


2002.7.12(はれ)

『屈伸運動』
キャディさんも27ホールラウンドするとなると、足腰には気を使う。
よーく足をほぐして叩いて最後に屈伸。
「何してんの?キャディさん。」
両足を揃えて上半身を腰から折り曲げて手のひらをティグランドにべったり付けて、、、
「え?」顔だけお客さまのほうに向けて「屈伸です」と答えた。
「すごい柔らかいなぁ」
お客さまは俺もやってみようっと云ってはそれぞれ手を地面に付けようと・・・
「・・・堅いですね。(-_-;)」
キャディさんの前で誰が一番柔らかいか競争を始めた。
しかし、「いかんっ、頭に血が上ってきた。こりゃ、脳溢血になるぞ」
1人が頭を起こして云った。
「あの人、屈伸してて脳溢血で死んだって云われちゃ大変だ。」


2002.7.13(はれ)

『テレビ』
朝の7時、もうキャディさんたちは出勤している。
テレビでも付けて、今日の天気予報は・・・
「うん?これは、、、うちのコース?」
「あ、ほんとだ。」
そういえばこの前テレビのゴルフ番組が来てたっけ。
プロとアマチュアがチームで対決するやつだ。
「へえ〜、こうやって見るとなかなか綺麗じゃない?」
「ほんとね、あんまり狭く見えないし。」
「テレビだからよけいなとこ映さないからいいよね。」
「あれ〜、○○さんが映ってるよ。」
メンバー様も何人か出演している。
が、画面の下の方に「4打目」と書いてある。
「ここで4打目?」
このホールは短いミドルで、、、どうしちゃったんだろう、いつもはもっと上手いのに、
とキャディさんたちは一生懸命テレビを見つめている。
アプローチが高く舞い上がった。
「ああーっ!行けー!」とキャディさんたちがテレビに向かって叫ぶ。
球が落ちてくる、
「ああ〜〜〜っ」グリーンに乗る手前で球は無情にも力つきた。
「あ〜あ、」落胆の声。
「次・・・打って5打目ってこと!?」
「みたいね、、、(--;)」
頑張れ!



2002.7.14(はれ)

『キャプテン杯・予選』
「終わった。」
15番のグリーンだった。
(そんなこと云わないで、次でバーディ取ればまだ大丈夫よ)とキャディさんは思っていた。
その16番のティグランド。
「よし、ここでバーディ取ればまだなんとかなるかも。」
ティショットの前にプレーヤーが呟いた一言に、
(ああ、やっぱりまだ諦めてなかったんだ、良かった)とキャディさんは思った。
しかし、狙っていったバーディパットはカップをオーバーしてパーになった。
17番・ショートホール。
「大丈夫だって、まだ行けるよ!」
同伴者が互いに励まし合う中、「いいや、もう駄目だろう」と予選通過を危ぶむプレーヤー。
そのとき、
「うわぁーっ!」
それはキャディさんと同伴者の声!
おっきい、よ。(-_-;)
「あ、アドレナリンが・・・」
放心状態の顔、、、
あと2ホール、という気のゆるみか、それともあと2ホール、という力の入り過ぎか、
あんなに飛んでいいのだろうかというくらい飛んだ球は軽々グリーンをオーバーして行った。
「ダボ・・・」
最後まで、何が起こるかわからないのがゴルフ・・・


2002.7.16(はれ)

『センチュリー』
ハウスに車が入ってきた。
トランクを開けると、
「広ーい!」
キャディさん2人はトランクルームの広さにびっくりしてしまった。
「これ、人入るんじゃない?」
「4人くらい入れそう。」
「入ってみる?」
「・・・・・。」
お客さまが運転席から出てこられていた。


2002.7.17(はれ)

『ポルシェ』
うわー、また変てこな車がやってきたわよ〜
ハウスに1台の赤いポルシェが到着した。
運転席からお客さまが降りると座席を倒してキャディバックを取り出してくれた。
「ありがとうございます。」
次にボンネットを上げてそこからボストンバックを取り出した。
「はい、これ。」
なんでそんなとこから出てくるのよ。
びっくりして見ているキャディさんにバックを手渡すとお客さまは颯爽と駐車場に行ってしまった。
全く何処から何が出てくるかわかんないんだからポルシェって!?



2002.7.18(はれ)

『新車』
「あれ?キャディさんカート新しくなった?」
「はい、新車ですよー」
「へえー、座席が広くなったね。灰皿は・・・」
「新車ですから吸わないでください。」
「・・・・・。」
「冗談ですよ!」
「・・・・・。」


2002.7.19(はれ)

『天ぷら』
「あら〜っと、」
お客さまがティショットをするとキャディさんを振り返った。
キャディさんもお客さまをじーっと見ていた。
「見つめられると上がってしまう・・・」
はぁ?
・・・ああ、そういうこと。


2002.7.20(はれ)

『右』
「うわ〜、最初っから右OBなんてやだなぁ」
「そんなこと行ったってここのコース右はほとんどOBじゃないか?」
「えーっ、そうなんですか?キャディさん、」
「そーですね。(笑)1ホールだけ右がOBじゃないホールがありますけど」
「たった1ホール!?」
「取り敢えず、狙いは左バンカーなので、左に打っといてください。」
とキャディさんは簡単に云うが、、、、
「云うだけなら簡単だけどさー」
後は気合いで。(笑)


2002.7.21(はれ)

『ビール』
茶店からビール片手に出てきたお客さまはもう1本のビールをキャディさんに差し出した。
「すみません、ありがとうございます。」
とキャディさんが云うと「持ってて」と云う。
ティショットをして手持ちのビールを一気に飲み干すと「ありがと」と云ってキャディさ
んに渡したビールを再び受け取るとカシャッ!と開けてまた飲みだした。
くれたんじゃなかったのかよ!(-_-;)


2002.7.24(はれ)

『熱中症』
スタートホールのティグランドだった。
「昨日、○○ゴルフ場は救急車で1人運ばれたらしいよ。」
「本当ですか!」
「この暑さですからね」
お客さま達が口々に暑さに顔をしかめながら云った。
「□□ゴルフ場では1人死んだらしいですよ。」
キャディさんはびっくりして振り返った。
「熱中症らしいよ。」
「・・・・・。」
顔を見合わせるお客さま達だった。



2002.7.25(はれ)

『かつぎ』
なんてこったい。
後ろの組はカートにキャディバックが1つしか乗っていない。
「ひとみちゃん、なんでバック1個しか積んでないの?」
「あと2人はかついで行くそうです。」
「・・・へっ?かつぎ?この暑い日に?本気で?」
「はい、中学生だそうです。」
信じられない、、、



2002.7.26(はれ)

『新潟』
「プロは?」
「試合で新潟です。」
キャディさんが答えると
「新潟は暑くて大変らしいなぁ。キャディが10何人倒れたっていうじゃないか。」
「・・・・えっ?」
「12人だったかなぁ、」
「倒れた・・・って、試合のときにですか?」
「そう、次の日は余分に20人用意してるって聞いたけど」
「・・・倒れてもいいように、ってことですか?」
なんて過酷な、、、、


2002.7.27(はれ)

『時計』
「キャディさん今何時?」
「えーっと、・・・」
キャディさんの時計には針はあるけど数字がない。
「えーっと、3時15分前よりもうちょっと前です。」
と答えるとお客さまがキャディさんの時計を覗き込んだ。
「ディズニーの時計か、可愛いのしてるね。」
あはは、とキャディさんが笑っていると一言。
「ディズニーは24歳までにしてほしいな。」
悪かったわねーっっ!


2002.7.30(はれ)

『O.B.』
「ああ〜、O.B.ですねー。」
誰がどう見たってO.B.だろう。
大幅にコースからずれている。
「なぬーっっ!」
ボールの行方を見つめたままお客さまが大声で云った。
いや、だから、・・・「なぬー」って云われてもO.B.はO.B.なのよ、とキャディさんは思った。


2002.7.31(はれ)

『さわやか36』
こんな猛暑にゴルフ場が考えた企画、「さわやか36ホール!」
36ホールまわっても料金は1ラウンド分、というお客さまにはお得なプランだが・・・・
朝の8時過ぎにスタートしたお客さまたちが5時頃から続々と帰って来た。
「お疲れ様でしたー!!」
キャディさんたちが声を帰ると
「あーっ、涼しかった!」
嘘つけー!(^o^;
こんなに暑いのに!

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