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北海道・東北 関東 甲信越・北陸 東海 近畿 中国・四国 九州・沖縄 海外のゴルフ場予約 ゴルフ場予約・最新格安情報 値段が手頃ベスト10 コースにこだわる方におすすめ! ・コースレイアウトが戦略的 ・距離が長い ・グリーンが難しい ・フェアウェイが広い ・全体の難易度が高い コース以外にもこだわる! ・食事が美味しい ・設備が充実 ・友人に紹介したい |
2002.4.2(はれ) 2002.4.3(はれ) 『消えた?』 160ヤードのショートホール。 風はあまりない。 「・・・あっ、トップしたー!」 打った瞬間お客さまは叫んだ。 そのまましゃがみ込むとティペッグを探していた。 キャディさんと同伴者の3人はボールから目を離さない。 トップしたというわりにはグリーンにオンすると傾斜を転がり、尚かつピンに向かって左に曲がりだした。 「おおっ、おおー!おお〜〜〜〜〜〜っっ!」 キャディさんと同伴者の声が次第に緊張感を増してきた。 「え?なに?どうしたの?」 ティペッグを見つけたお客さまはことの次第を理解していなかった。 「なに?消えた?」 「・・・。」 キャディさんと同伴者は顔を見合わせた。(笑) そりゃあ、まあ、ピンには随分寄ったけど、消えてないわよ。(^^;) 2002.4.5(はれ) 『将軍』 お客さまはゴルフ練習場の支配人だった。 「これねぇ、いいんだよね、新しいドライバー」 「はあ。」 クリーブランドのドライバーだった。 キャディさんがふーんと思って見ていると 「最近うちの練習場で一番売れてるドライバー、何ていうのか知ってる?」 キャディさんは何だろう、と首を傾げた。 「ショウグン、っていうの。」 「ショウグン・・・将軍?」 全く最近のクラブは、「トブンダ」だったかと思うと「カタナ」やら「バズーカ」だの、 今度は「ショウグン」かい。(-_-;) 2002.4.6(あめ) 『ホールインワンのご祝儀』 「ねえ、見てこれわたしに送ってきたの。」 「何?」 「この前の、ホールインワンのお客さまから。」 「ああ、ご祝儀?」 「うん。」 「あれ、お金じゃないのー?」 とキャディさんたちがゆかちゃんの周りを取り囲んだ。 なにやら大きな箱に記念品が入っているようだ。 箱を開けるとそれは・・・ 「フェンディじゃん」 「おっ、可愛いじゃん」 「いいなぁー」 そう、お客さまからの贈り物はブランド物のカバンだった。 「やったー!」 お金もいいけど、こういうのも若いキャディさんは喜びます。 2002.4.7(はれ) 『2人同時にボールを打つ』 「今日ね、お客さんがグリーンの外から2人同時にパターで打ったの。」 キャディさんはラウンドから帰ってくると仲間に向かって話し出した。 「2人ともピン狙って打つからお互いのボールが当たりそうになったんだけど、そのときは 当たりはしなかったよ。でもね同伴者が、もしも同時に打ったボールが当たった場合はどう なるの?って、、、ペナルティは別として、どちらが悪いかといえば、ピンに近かったほう ですよね、って云ったら・・・ “いや違う。そういうときは、2人とも打ち直しだと思うよ” とかいうのよ、どう思う?絶対違うと思うんだけど。」 「うーん、どうなるんだろう。」 キャディさんたちはすぐにルールブックで調べ始めた。 ルールブックによると、グリーン上でストロークされたボールではないので無罰でそのまま プレーを続けることになる。 「当たっても、そのまんまってことね。」 結論が出た。 すると、 「ああ、そういえば、この前ねこんなことがあったんだけど、」 「何?」 「お客さんが打ったボールがトップしちゃって、カートにガンって当たって、、、、」 「2ペナじゃん。」 「うん、その後OBになったの。」 「・・・。」 すぐに答えを出せるものが誰もいなかった。(-_-;)
2002.4.9(はれ) 2002.4.10(はれ)
2002.4.14(はれ) 『コンペ』 「カートには乗れるうちに乗っておかないと。」 お客さまがスタート前にキャディさんの横でぼそっと呟いた。 キャディさんはにこっと笑った。 「乗りたいなぁ、カート」 キャディさんはもう1度にこっと笑った。 「っていうか、乗れるといいなぁ、カート」 「・・・。」 キャディさんはだんだん不安になってきた。 さらに「そんなことよりキャディさん、今日声が枯れるかも。」 とお客さまが云いだした。 「そうそう、俺達迷惑かけるからごめんね」 「毎ホール叫んでるかも、」 「フォアー、フォアーって、この組うるさいだろうなぁ」 マジかよ、、、キャディさんは胸の奥で呟くと最後にもう一度お客さまを振り返ってにこっと笑った。 「大丈夫です。セパレートされているので全部OBなんですよ。」 「・・・えっ?」 「OBって・・・」 「ええ、隣のホールに行くことないんですよ。だからフォアーって云わなくていいし、声も枯れること ありませんから。」 「・・・・。」 2002.4.16(はれ) 2002.4.17(くもり) 『ドライバー』 「9.5?すごいなー」 「お客さまが同伴者のドライバーをひっくり返して云った。 「俺なんて下手くその11度だよ。」 いやいや、下手くそって決まったわけじゃないでしょうよ、とキャディさんは振り返った。 「あんたのは?」 お客さまは別の同伴者のドライバーを見せてもらうと 「もっと下手くその12度じゃないか!アプローチでも先にすんのかい?」 というのでみんなスタート前から和気藹々。 まあまあ、何度のドライバーを使っててもいいんですけど、 前に飛んでくれたら何の問題もないですわ。(^=^; 2002.4.18(くもり) 『難しいホール』 「今のホールは良かったなぁ、キャディさんが難しいって云ったから、しっかり打てたよ。」 カートで次のホールに向かう途中、お客さまが云った。 「また難しいって云ってください」 とお客さまが云うのでキャディさんは困った顔をした。 「もう、難しいとこないんですよ、」(^^;) 2002.4.19(はれ) 『事故ってもゴルフ!・・・そして鴨鍋』 2002.4.20(あめ) 『長靴』 お客さまが茶店に入っている間、キャディさんはクラブを洗い終わると今、アイアンを洗ったブラシで 長靴を洗い出した。 もう、雨が降ると長靴が泥だけになってしまうよ、 ゴシゴシとブラシで汚れを落としていると茶店から出てきたお客さまが云った。 「ワックスいる?」 「・・・く、ください」 2002.4.21(くもりときどきあめ) 『キャディバック』 キャディさんがカートにキャディバックを積んでいた。 「よいしょっと、あれ?平、常、心、・・・平常心っ!」 キャディバックの側面に金色の糸で刺繍があった。 「きゃーっ!ちょっと、ちょっと、さつきちゃん、見て見てこれ!」 「なんですかー?」 隣で準備していたさつきちゃんに“おいでおいで”すると「平常心」を見せる。 「わーっ、なんですか、それー!」 キャディさんたちは「平常心」を見て笑い転げた。 でも、なんとなく納得しつつ、「!」もしかして反対側にも「平常心」の刺繍があるのかしら? とキャディバックの反対側をひっくり返したそのとき! キャディさんは2人で声を揃えてそれを読んだ。 「ダボがなんだ!」 2002.4.23(あめのちはれ) 『ジガー』 前の組がまだセカンドを打ち終わっていないのにお客さまはキャディバックからクラブを1本 抜くとスタスタスタと一つ前のティグランドに行くとボールを打った。 「!」 「ごめんなさい、キャディさん。もう75も過ぎた年寄りだから許してあげて、」 「はあ、」 「お楽しみなのよ、ドラ短がどうしても欲しいらしくて。」 娘さんと思われる女性がキャディさんにそう云うと 「お父さんってば、どうしても欲しいもんだからジガーで打っちゃうなんて、おかしいでしょ う?」 しかも、せっかくのドラ短狙いで打ったボールはフェアウェイまでも届かなかった。 それを見た娘さんは大声で笑っていたがキャディさんは声を殺して笑った。 おじいちゃんは「えーい!くそっ」と手に持ったジガーを一振りすると、戻ってくるなり今度 はスプーンを掴むとまたティグランドに向かった。 「ナイスショット〜!」 いい当たりだった。 いい当たりすぎてドラ短のフラッグを追い越してしまった。(笑) キャディさんはまた声を殺して笑った。 娘さんは「お父さん、当たり過ぎよ!」年老いた父親の顔を見てまた大笑いした。 ようやく前の組がセカンドを打ち終わって進んだので唯一レギュラーティから打とうと待ちか まえていた男性のお客さまがキャディさんに「打ちます」と云うとアドレスに入った。 そして、ドライバーを振り回したものの、見事にチョロしてしまって・・・ 「ドラ短・・・・・みたいですね、」 キャディさんが小さく呟いた。
2002.4.26(はれ) 2002.4.27(はれ) 『理事長』 理事長ご夫妻・・・を乗せたカートが1番ホールに向かうと、そこには一眼レフのカメラを 首から下げた支配人がいた。 理事長、、、、それは、たぶん、ゴルフ場では支配人よりも社長よりも、偉いお人。 スタートホールは546ヤードのロング。 「うわー、今日は後ろからか〜、ここからだと長いんだよなー」 白いティマークを見るなり理事長がいつもの大きな声で云った。 すると、カメラをぶら下げている支配人が何を思ったか地面に突き刺してあるティマークを 引っこ抜くと30ヤードくらい先のフロントティに持って行って突き刺した。 理事長がティアップすると支配人がカメラをかまえる。 「そこ、危ないよ」 ティグランドよりも少し前にいる支配人に理事長が云った。 「はっ、大丈夫です。望遠にしておりますっ」 2002.4.29(はれ) 『教授』 キャディさんはへとへとになった。 まだ、7ホールしか終わっていない。 5ホール目がピークだった。 前と1ホール空いた。 いつも詰まらないようなホールのティグランドにカートが2台いるのを見たときに「ごめんなさい」 と思った。 しかも月例。 後半も同じ組かと思うと頭が痛い。 ショートホールでやっと前の組に追いついたとき 「キャディさん、疲れるね。」 「・・・はい。もう、くたくたです。」 万歩計を付けていればすでに18ホール分は計測しているだろうと思った。 「もうすこし、教育・・・しておかないと、ね。」 お客さまが同伴者の1人を目線の先にそう云った。 きっと、その人が大学教授だと知ったらびっくりすることだろう。 「あれーっ、ピンがないぞう!?キャディさん、ピンはどこにあるんだろう!どこに打てばいいんだ よう!あ、まだ前の組がいるからいなくなったらピンの位置わかるよね?なーんだ、なーんだ、あっ、 あの辺で一生懸命パターしているからあの辺のどっかかな?今しゃがんだとこだな、きっと。」 お客さまは一気に喋るとあっはっはーと笑っている。 がくんっ、とキャディさんはうなだれた。 疲れた顔から疲れた笑いがこぼれる。 「教授・・・しっかりしてくれ」 そして本人にだけ聞こえないように呟いた。 2002.4.30(はれ) 『フックの手』 「昨日、また教授に付いたんだって?」 「うん、あいかわらず飛ばしてるよ」 この場合は距離のことではない。(^_^;) 「OB打っても、“あーっ、まーたやっちゃった〜〜〜っ!”って感じ。」 キャディさんは5番ホールのグリーンを思い出した。 「キャディさん、まっすぐ?」 「フックです。」 キャディさんは間髪入れずに答えた。 教授はいいタッチでパッティングをしているが、 「フックに打ってないよ」 同伴者が云い終わらないうちにボールはまっすぐ抜けて行った。 「う〜〜〜〜む、手が、手が、・・・フックの手にならんっ」 どんな手やねん、フックの手って!(-_-;) |