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北海道・東北 関東 甲信越・北陸 東海 近畿 中国・四国 九州・沖縄 海外のゴルフ場予約 ゴルフ場予約・最新格安情報 値段が手頃ベスト10 コースにこだわる方におすすめ! ・コースレイアウトが戦略的 ・距離が長い ・グリーンが難しい ・フェアウェイが広い ・全体の難易度が高い コース以外にもこだわる! ・食事が美味しい ・設備が充実 ・友人に紹介したい |
2002.2.2(はれ) 2002.2.3(はれ) 『1億8千万』 「ゴルフが出来きて、健康が一番!」 お客さまはティショットを終えると「今までゴルフにいくらゼン(銭・お金のこと)使ったかな?」と呟いた。 「2千万は使ったな。・・・いや、ちょっと待てよ、去年は150回ゴルフして」 「150回ですか?」キャディさんはびっくりした。 「そうよ、ちゃんと帳面に付けとるもん。」 何がびっくりしたかというと、お客さまはもう、70過ぎでいらっしゃったからだ。 年間150回もゴルフ出来るなんて、よっぽど健康でなくちゃ出来ないだろうと思ったからだ。 「ゴルフを始めたのは47からだから、2千万じゃきかないね、えーと、」 お客さまは何やら計算を始めると最終的に3千万は使ってる、と云った。 すると同伴者が会員権は入れたのかと聞いた。 「ああ〜。忘れとった、ここと、あそこと、あそこも、3つあるから、そーすると4千万にはなるな。キャデ ィさん、わしはこの年までゴルフに4千万は使こうとる。」 「はあ、、、4千万で足りてますか?」 キャディさんは小声で呟いた。 「しかしな、わしはゼンより体が良か!」 「そうそう、死んでまで金は持っていけんからな。自分の金じゃから自分で使っていいんだよ。」 「ああ、ゼンというたら酒も忘れとった!酒は23から初めて50年。」 「ご、ごゅうねん、ですか・・・(^^;)」 「ざーっと計算して、年間100万で5千万。いや、年間100万で足りてるだろうか?」 「年間100万じゃ足りないんじゃないですか?」キャディさんが相づちを打つ。 「足りんよな?まあ、いいや、ざーっと計算してるからの・・・」 「これは入れたか?」 今度は同伴者が小指を立ててにやりと笑った。 場所はすでにティグランドからセカンド地点に移っている。 「おおーっ、それもあったなぁ、月に30万だったから1年で360万、それの15年で、・・・えーっと、」 お客さまはキャディさんの顔を見ると 「いくらになるかの?」 「えーっと、360万の15年で、えーっと、」 フェアウェイで前の組のグリーンを待っている間、キャディさんとお客さまは並んでお金の計算をしている。 「あんたたち、金の計算ばっかりしてて距離を間違えなさんなよ。」 同伴者が通りすがりに肩をすくめてそう云った。 「5400万!」 キャディさんが叫んだ。 「5400万か、ゴルフが4千万、酒が5千万、1億・・・8千万、小2億は使こうとるなぁ。」 「・・・に、におく、、、」 「そりゃあ、今頃豪邸が建っとるの。」 またまた同伴者がにっこり笑った。 2002.2.6(はれ) 『遅刻』 5組のコンペなのに1組目のお客さまがまだ揃わない。 「もう、昨日一緒に練習行ったっていうのにすぐこれだ!」 同伴者のお客さまはカンカンだ。 電話をしても留守電になっていて出ないと云う。 「絶対、寝てるね。俺、朝の7時に電話してやったのに!あいつほんと馬鹿だよな、何のために昨日の 夜に練習行ったと思ってんだよ。」 そりゃまたご苦労様でした、とキャディさんはお客さまの判断を待っていた。 「もう、知らん。キャディさん、あいつはおいて行くから時間になったらスタートしようね!」 「・・・いいんですか?おいて行っても、、、」 普段ならこういうとき、時間ぎりぎりまでなんとか連絡を取ろうと必死になったり、突然組み合わせを 買えたりバタバタしてスタート室、キャディを巻き込んでの大騒ぎになるところなのだが・・・ すぐに判断して決めてくれるのってすごく助かる。 と思うキャディさんでした。 2002.2.7(はれ) 『レディ!』 「どっちから行く?」 男性の同伴者がティグランドで女性のお客さまに聞いた。 「わたしレディースから」 「・・・レディじゃないけどな、まあ、いっか、」 「なによその云い方は!ねえ、キャディさん、」 同意を求められてキャディさんは苦笑い。 「ところでさっきから気になってんだけど、そのスカートの後ろのチャック、開いているんだけど。」 「えっ!?あらっ?」 お客さまは慌てて手を後ろに回して確かめた。 「うわっ、わたし、丸見え!?」 キャディさんはおかしくて声を立てずに笑う。 が、 「よか、よか、ストッキング履いてるけん。年取るとすぐ忘れるんよねー。」 ・・・忘れるな、っちゅうに!(-_-;) 2002.2.9(はれ) 『えび女』 インコースのティグランドでお客さまがティショットをした。 しゅるしゅるしゅるしゅるっっっっ! 球は地面すれすれを低空飛行で飛んで行った。 「うわぁ、大丈夫かなぁ。今、落ちませんでした?」 ボールはOBラインの境を滑るように走っていき、その先で右に曲がったのか左に曲がったのか キャディさんにはよく見えなかった。 「なんだって!失礼なっ!フェアウェイの真ん中にあるじゃないかっっ!」 「・・・あっ、そうですか、す、すみません。」 お客さまが大声でキャディさんに掴みかかるような勢いで云うのでキャディさんは肩を丸めて小 さくなりながら後ずさりしながら謝った。 「ちょっと、何ムキになってんの。キャディさん怯えてるじゃないか。」 同伴者がキャディさんをかばってくれた。 「あんまり怒鳴るからキャディさん可哀相にえび女になっちゃったじゃないか。」 「・・・えび・・・おんな?」 なんなのよ、えび女って! そんなこと云われたのわたし初めてよっ! 2002.2.10(はれ) 2002.2.11(はれ) 『ティショット』 「ここは右ドックになってて、あのカート道の左狙いで打って行ったらいいですよ。」 とお客さまはお連れのお客さまに自分でコースの説明をしていた。 「あそこですよ、カート道の左の、あの右の木を狙うんです。」 キャディさんも頷いた。 「え?どこに打てばいいんだって?」 4人目のお客さまがキャディバックをごそごそやっていたので説明を聞いていなかった。 「あんた、どこでもいいよ。そこの前に崖があるから」 「・・・。」 この差は一体、、、(^=^; 2002.2.13(はれ) 『バーディ』 最終ホールのグリーン。 セカンドを乗せてきたお客さまのファーストパットがカップをかすめた。 「わぁ〜っ、もう、これ入ってたらなぁ!」 悔しがるお客さま。 「入ってたらキャディさんに”ちゅっ”てしたのに。」 入らんわ。(-_-;) 2002.2.14(はれ) 2002.2.16(はれ) 『ニアピン』 ショートホールでニアピンだった。 180ヤード、なかなか距離もある。 お客さまは5番アイアンでビシッと打ってナイスオンした。 「よかったー、乗って!」 「ナイスオンです。」 キャディさんは半分苦笑しながら云った。 「これでアプローチしなくていい。」 アプローチをすると必ずトップしてグリーンオーバー。 グリーン奥からざっくりして次に打つとやっとグリーンに乗るだけ。 そしてそこから3パット。 それがお客さまのパターンだった。
2002.2.18(はれ) 2002.2.20(はれ) 『まっすぐ』 「あっ、もう、むかつくっ」 今どきの若い子は「むかつく」と云うのが口癖みたいなものだ。 それは若いキャディさんたちも同じ。 いつもお客さまに対してむかついている。 仕事をする上でむかつく対象となるのはお客さま以外にはいないのだから、、、 「グリーンでさ、ライン聞かれてまっすぐだから”まっすぐです”って云うじゃん。」 「云うね、」 「聞いておいてさ、そのまっずぐが打てないんだよね、とかいう人いない?」 「いるいるいるいる」 「そんなやつばっかじゃん。」(そんなやつというのはもちろんお客さまのことだ) 「だったら聞くなとか思わない?」 キャディさんたちここで一旦、いっせいに笑う。 「まっすぐが一番難しいとか云われてもさ、まっすぐはまっすぐなんだから仕方ないよね。」 「切れるんだったらスライスかフックか云うけどほんとにまっすぐなんだから云いようがないよね。」 「で、まっすぐ打てないならさ、まっすぐ打てるようになってから来いっていうのよ。」 「それなのに、聞いておいてそのまっすぐが打てないからとかわけわかんないこと云うなっていうの。」 「マジ、むかつく。」 「まっすぐ打てないならアプローチするときにまっすぐなラインじゃないとこに乗せろって思わない?」 「云えてる。」 ・・・話は次第に大きくなっていく・・・ 「でもさ、まっすぐなラインが打てないくらい下手なんだからアプローチとか考えてないと思うけど。」 「ってことは、まっすぐなラインでパッティングできるだけでもラッキーなわけじゃん?」 「ってことは、まっすぐなラインでがたがた文句云うなってこと!?」 「そういうこと。」 キャディさんたち一様に頷く。 2002.2.21(はれ) 2002.2.23(はれ) 2002.2.24(はれ) 『ティショット』 スタートして3ホール、お客さまのティショットの感じがいい。 「いいねぇ、スムーズに振れてるじゃないか。」 「うん、いいね。」本人も満足している様子。 キャディさんも思わず気持ちがいい。(お客さまの調子がいいのはキャディさんにも嬉しいものだ) 「まあ、そう長くは続かないけどね。」 「・・・。」 2002.2.27(あめのちはれ) |