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今日のお客さま。
1999年〜ゴルフ場で見たお客さまの珍プレー、好プレー、面白ギャグをキャディさんの実況中継でお届けしています。読むだけでルールやマナーも学べて一石二鳥。キャディさんからお客さまに云いたいことは「人の振り見て我が振り直せ」。今日は一体どんなドラマが展開されているのでしょうか。

【ご注意】いかなるゴルフ場とも一切のかかわりはありません。また、このお話はフィクションですがプレーヤーを非難・中傷するものではありません。

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2001.7.3(はれ)

『返り討ち』
日差しが痛い。
昨日は日中の気温が35度だった。
今日も同じくらい暑い。
「もう、楽しいのは車に乗って来てるときだけ!」
「そんなこと云わないでくださいよ。」
お客様がキャディさんの顔を見るなりそう云った。
「今日こそは70台出すから。もうちょっと、なんだけどさ。」
来る度に云ってるけど・・・。
ハーフまわったところで
「もう、来ない。しばらく来ない。絶対来てやんない!もう、誰も俺に電話するなー!」
お客様が汗をダラダラかきながら「ここに来ると返り討ちに合うんだよ、もう、来ないからな!」
毎回同じを台詞をはいて帰るメンバーさまでした。(^_^;)


2001.7.4(あめ)

『挨拶』
「おはよう!」
「おはようございます。」
準備中のキャディさんにお客様のほうから声をかけてきた。
キャディさんもすかさず大きな声で返事をした。
「今日は宜しくね。」
続けてお客様がこう云った。
「あ、でも、今日はわたしじゃないんですけど。」
と云ったとたん、
「うわっ、もったいない!おはようって云ってしもうた。違うんなら云わなくて良かったのに。」
「・・・。」
なんなの、それ。


2001.7.5(あめのちはれ)

『カッパ』
スタート前にそれはやってきた。
梅雨明け前のこれが最後というくらいの土砂降りだ。
前も見えないくらいに雨が降ってきた。
キャディさんはどうせ濡れるのなら、と制服を上下とも脱いでからカッパを上下着込んだ。
長靴も履いた。
そしてスタートホールに到着すると同時に雨が上がった。
しかし、この時期の天気は降ったり止んだりで、どうせすぐ雨が降ってくるだろうと思っていた。
・・・が、天気は次第にかんかん照りになり、雨どころではなくなった。
キャディさんのカッパの中はサウナ状態でピンを持って立っていてもカッパのズボンの裾からは汗
がたらたら流れ出していた。
「キャディさん、暑いでしょ?」
お客様がそれを見て声をかけてくれた。
暑いってもんじゃないね。
カッパしか持って来なかったから着替えることも出来なくて・・・キャディさん、倒れる一歩手前。


2001.7.6(はれ)

『とうせき』
「いやー、気に入った。いいコースだ。」
「ありがとうございます。」
姉妹コースのメンバー様だった。
「あっちより、グリーンがいいね。それに早いな。」
「ありがとうございます。」
キャディさんはお客様にそう評されてとても嬉しかった。
「また来ることにする。」
「ありがとうございます。」
お客様はカートの助手席に乗っていた。
「わしはもう74歳じゃが、週に3回の”とうせき”と、あとはゴルフしかせん。」
「はあ。」
元気なじーさんだ。


2001.7.7(はれ)

『クラブの本数』
スタート前にクラブの本数を1人ずつ確認した筈だった。
4人のお客様は全てキャディさんの云う本数に「はい。」と返事した。
キャディさんもよし、間違いないな、と思ってスタートして1ホール目のグリーン手前のこと。
「キャディさん、そこにチッパーあるから取って。」
「あれ?チッパーありました?」
さっき確認したときには見あたらなかったけど。
「ちょっと、待ってください、それだど全部でクラブは15本になりますからどれか使わないク
ラブを宣言してください。」
「うーん、どれにしようかなぁ。」
お客様は考えた。そして、
「じゃあ、ドライバー。」
と短く云うとチッパーを持ってさっさと歩いて行った。
残されたキャディさんは
「っんと、え?あ、あの?ドライバーでいいんですかー!?」
「うん、いらなーい!」
ほんとかよ。(^-^;


2001.7.8(はれ)

『アマチュア選手権・予選』

プレーヤーがグリーンにオンするとキャディさんはカートのパター入れから3本のパターを引き抜いて、
走ってグリーンに向かった。
「え?3本?」
プレーヤーは4人。(゜_゜;)
キャディさんは慌てて4人のプレーヤーの持っているクラブを見回した。
皆、アプローチを1本か2本、手に持っているがまだ誰もパターを持っている人はいない。
「あの〜、パターが3本しかないんですけど!」
キャディさんは持っていたパターを手渡していく。
当然、1人だけパターがない。
「ちょっと待ってくださいね。」
キャディさんはキャディバックの中を探した、それから他の人のバックの中も。
それでもパターは出てこなかった。
今日はアマチュア選手権の予選大会。その、スタートホールでの出来事だ。
パターがなくては・・・先に進めない。
「キャディさん、もしかして違うカートに間違えて入れたかも。パター借りてやってるから戻って見てき
てくんない?」
「ええっ!?何云ってるんですかっ!?」
キャディさんはびっくり仰天して今にもぶっ倒れそうになった。
「そんなことしたら2ペナですよっ!」
「えっ?そうなの?」
そうなのって、そうなのよ!(-_-メ)


2001.7.10(くもりのちはれ)

『アマチュア選手権・予選2』

「ねえ、ねえ、空振りって数えんの?」
「よか、よか数えんで。」
「よかね。」
「よか、よか。」
そこにキャディさんが通りかかった。
「キャディさん、空振りは数えんの?」
キャディさんは立ち止まってお客様をじーっと見た。
そして、
「えっと、素振り!って云ってください。」
「あ、素振りね!素振り、素振り〜!」
「・・・・。」
なんなんだか。(-_-;)


2001.7.11(あめのちくもり)

『アマチュア選手権・予選3』

アマチュア選手権の予選は誰でも参加できる。
パートのキャディさんのやおちゃんのパパも参加していた。
「パパ、頑張ってー!」
キャディの仲間もやおちゃんのパパを応援していた。
が、インコースのスタートホールでの出来事だった。
「はい、次7打目〜」
キャディで付いていたゆみちゃんは数を数えてながら暫定球を打たせていた。
「はい、次9打目〜」
また、右にO.B.だ。
「はい、次11打目〜」
何回打っても前に進めない。
「はい次13打目〜」
まだティグランドにいるのだよ!(^。^;)


2001.7.12(あめのちはれ)

『プレー中止』
大雨だった。物凄い豪雨だ。
前が見えないくらいの土砂降りだ。
ともちゃんは全身ずぶ濡れになってキャディをしていたがもう、限界だった。
後ろの組のカートがプレーを止めてハウスへと引き返していく。
そんな光景を羨ましく眺めていた。
「キャディさん、僕らはやめないで続けるからね。」
「・・・そうですか。でも、そろそろ避難したほうがいいと思うんですけど。」
物凄いにも程があるほどの雨なのだ。ともちゃんじゃなくてもそう云っただろう。
しかし、お客様はねばる気だ。ともちゃんも仕事を続けた。が、ティグランドでお客様のドライバーを預かった
ときに雨で濡れた芝の上で足を滑らせてしまったのだ。
「あっ、痛っ!」
ともちゃんは足をかばってしゃがみ込んだ。
「キャディさんっっ、どうしたの!」
お客様が全員ともちゃんに駆け寄った。
「大丈夫?滑ったんだね、ごめんなさい、キャディさん、僕たちが悪かった!今すぐプレーを止めてハウスに戻
るよ!」
「そ、そんな、大丈夫です。」
「いいや、キャディさん、本当に悪かったよ、今すぐ帰るよ!」
「え?あ、はい。」

「って、わけで帰って来たって云うわけ。そんなに痛かったわけじゃないんだけどさ。」
「やるー!」
「演技派だねー」
キャディさん達は休憩室でこんな会話をしていた。(^。^;)


『ゴルフシューズ』
突然、物凄い豪雨がゴルフ場を襲った。
カート道は滝のように、洪水のように水が溢れ、グリーンもフェアウェイも一瞬のうちに水たまりと化した。
が、1時間後に雨雲は去り夏の日差しがジリジリと芝を照りつけ始めた。
キャディさんはお客様をカートに乗せてスタートした。
ティショットしたボールがフェアウェイに止まっている。
お客様はカートから降りると
「べちゃべちゃしてる。」と云った。
雨が止んだとはいえ、さっきまで集中豪雨を受けたコースだ。水はけが追いつかない。
「動かしなよ!」
同伴者がボールを乾いたところにドロップするように促した。
「・・・靴の中。」
え?全員が振り返るとお客様の靴の底が抜けていた!?


2001.7.14(はれ)

『記憶』
後半の1ホールを終わってカートで次のホールに到着すると
「キャディさん、ここパス・・・」
「えっ?パスですか?」
お客様がカートにうなだれて息も絶え絶えに苦しそうにしている。
「なに云ってんだよ、えっと、さっきいくつだった?」
同伴者たちはスコアカードにそれぞれのスコアを記入している。
「さっき?さっきって何?覚えてない・・・」
「覚えてないってことないだろ?」
「酔っぱらってしまって、ほんとに、覚えてない。・・・バンカーに入って、そのあと、
何して、たっけ?キャディさん?」
「・・・ほんとに覚えてないんですか?」
キャディさんは笑いを堪えながら聞き返した。
酔っぱらって記憶がなくなるっていうのは聞いたことあるけど、そんなになるまでゴルフ
場で飲むかな、普通!(^。^;)


2001.7.15(はれ)

『焼酎』
「後半も宜しくねー。」
ゆらゆらと揺れてるお客様の右手にはコップ酒。・・・えっ?コップ酒片手に出てきたの!?
「あ、あの、」
お客様はカートに付いてる灰皿入れを取ると代わりにそこに今持ってきた焼酎の入ったコップを入れた。
ご丁寧にレストランの誰かがサランラップをかけてその周りに輪ゴムをはめ、お酒がこぼれないように
してある。
「レストランで3盃飲んだよ、キャディさん。」
「はあ、じゃあこれは、、、」
「4盃目。」
「あは、ははは、、、」
もう、キャディさんも笑うしかない。
しかし、カートを運転するだけで酒臭いなんて、大丈夫かなぁ。


2001.7.17(はれ)

『保険』
70過ぎのお父様と息子さんが2人。それに甥っ子を含めた4人組。
ショートホールにやってきた。
「そろそろ入ってもいいんだけど。」
お父様がティアップしながら呟いた。
「いくら入ってんの?」
つっけんどんに長男が聞いた。
今どきのホールインワン保険の相場は50万か80万、高くて100万円の保険だろうな、とキャディさんは
クラブを洗いながら様子を伺っていた。
すると、これまたつっけんどんにお父様が言い放った。
「二百万。」
「に、にひゃくまんっ!?」
その場にいたみんなが声を合わせておとっつあんを振り返った。
「二百万ですか。」
キャディさんはそんなの聞いたことないなと首を傾げた。
「百万に二口入ってるの。」
「ああ、そういうこと。」
そして兄弟は父に云った。
「保険やに騙されてるよ、そんなの二口入ってても1つしか出ないんだから!」
それは本当なのか?
キャディさんはそっちが気になった。(゜_゜;)




2001.7.19(はれ)

『グローブ』
「面白い話し、ない?」
困ったときはさつきちゃんにネタを提供して頂く。
まず、外れたことがないね。
・・・
「面白くもなんともないのならありますけど。」
「なんともないとは何よ、どうしたの?(笑)」
「あの、実は今日のお客様、手袋がちょっと・・・」
「手袋が何よ?」
「左手に右手の手袋はめてました。」
「左手に右手?」
ちょっと、考える。
「左手には左手の手袋をはめるもんじゃないの?普通は?」
「ええ、普通は。」
「なんで右手の手袋なんかしてんのよ!」
「それはわたしに聞かれても、、、」
「だいたいどうやって、左手にはめるのよ?」
「だから・・・マジックテープのところが手のひらの方にありました。」
「親指と小指はどーなってんのよ!」
「・・・さあ。でも、ゴルフしてましたからいいんじゃないでしょうか。」
まあね、、、。(^-^;


2001.7.20(はれ)

『懇親会』
「まあ、ゴルフは懇親会ということで、そう熱くなる必要はないさ。」
スタート前にコンペのお客様達が話をしていた。
「そうだよね、俺達のレベルじゃね、」
「じゃあ、握りも今日はいっか。」
すると、懇親会だと云ったお客様が振り返って真顔で云った。
「握りは握り。懇親会とは別!」
そのへんのことには厳しい人らしい。(笑)


2001.7.21(はれ)

『コンペにて』
スタートしてすぐのこと。
「キャディさん、これ、どーすんの?」
「どーすんのって、それはそのままですけど。」
カート道の20センチ横の芝の上にボールがあった。
別にカートにボールがあるわけではない。
「あ、コンペのルールは6インチですか?」
「ノータッチ。」
「じゃあそのままじゃないですか!」
キャディさんは吹き出してしまった。
聞くほどのことでもないのに。
「俺にクラブ折れってか!」
「えーっ!なんでですか?普通に打てばいいじゃないですか。」
まったく何で芝を叩いてクラブが折れるのよ〜(^。^;)

それから2番ホールは何事もなく3番ホールでのこと。
「俺達はショートは乗ったらO.K.だから。」
「・・・?」
キャディさんは状況をよく飲み込めていなかった。
4人中3人が1オンした。
1人はアプローチしてピンに寄せようとしたが5メートルほどオーバーした。
そこで一声、
「O.K!」
「はぁ?」
キャディさんは口をあんぐりあけたまま突っ立っていた。
たしかさっき、コンペはノータッチだって、、、
「さあ、行こうかキャディさん、次次!」
「えっ、でも、パターは・・・」
「もう、いいからいいから、後ろが詰まってきてるよ、さあ行こうよ。」
「後ろって、まで来てないですけど・・・」
「さあ、カートに乗って!」
いいのかこれで・・・(゜_゜;)

4番では右にO.B.したボールがなんでかセーフぎりぎりにところにあった。(-_-;)
「キャディさん、こりゃあ出すだけかな?」
それ以上わたしに聞かないで・・・

茶店に着き、コンペの1組目に追いついた。
「早いねー」
前の組のキャディさんが振り返って云った。
「うん、だってグリーンしてないもん。」
「・・・?」
「グリーン、乗ったらO.K.なの。気が向いたら2回くらい数えてるみたい。」
「えーっ!うちのお客さん、4パットしてもちゃんと数えてるよ!」
「うん、コンペはノータッチらしいから。」
「えーっ、そんなの有り?」
と、そこへ1組目のお客様が茶店から出てきてこういった。
「グリーンしてないでしょ。」
「・・・そうみたいです。」
「いつもなんだよねー、その組は。いつもその組から優勝者が出るんだよ。」
・・・キャディさんには思い当たることがあった。
「そういえば、さっき今日は○○さんに優勝してもらわなくちゃって云ってました・・・(ё_ё)」
そういうことだったのか・・・(笑)

7番ホールのショートにやってくると、1組目がティショットをしているところだった。
「えーっと、今のとこは3、3、4、4、っと。」
スコアカードを広げてお客様が云った。
もう、全員爆笑するしかない。
「ちゃんと数えろよ、それはオーバー数なんだろ?」
1組目のお客様が云うと
「うんん、乗った数。」
「だから、グリーンもやって来いよ!」
「だって、・・・」
「だって何だよ!」
「暑いもん。」
もう、キャディさんもお客様も暑くて怒る気にもならなかった。(^。^;)


2001.7.24(はれ)

『本皮』
ティグランドにオナーが立った。
狙い目を決め、ティを差し、クラブをぎゅっと握って、
「あ、手袋すんの忘れた。」
見ていた同伴者がクスクス笑った。
「いいのしてるじゃない。本皮!」
キャディさんは一瞬、目を丸くしてそれから笑った。
素手というか、本皮というか、、、(~~)


2001.7.25(はれ)

『幹事様』
キャディさんはスタート前にコンペの幹事様にある確認をした。
「今日は、ニアピンとかドラコンとかはございますか?」
「うんん、全然ない。」
「あ、そうですか。」
あっさりと云われたのでキャディさんが苦笑していると
「なんならキャディさん立てといてくれる?」
「いいですけど、賞品はあるんですか?(笑)」
「それもキャディさんが用意しといて。」
「・・・。」



2001.7.26(はれ)

『石』
ボールがバンカーに入っていた。
ただ入っているだけならいい。
ボールの真後ろに石があった。
キャディさんは「なんでちょうどボールの後ろに石なんか、」と思ったが取り除くわけにはいかない。
そうこうするうちにプレーヤーの女性がやて来た。
ずがずかずかっとクラブを持ってバンカーに入ると
「石取りまーすっ!」
と大きな声で云うとひょいと石を取ってポイッと捨てた。
「!!!」
知らないってことは恐ろしい。


2001.7.27(はれ)

『石・2』
スタートホールでお客様がティショットをバンカーに入れた。
「キャディさーん、」
「はーい?」
「石は取って良かったっけ?」
お、昨日に引き続きまた石のことか。
キャディさんはそう思いながらも今日のお客様はちゃんと聞いてくれて良かった、と思った。
「ここは石は取っては駄目です。」
「わかった、ありがとう。」

キャディさんの云った、「ここは」というのには意味がある。
ここのコースのバンカーの石は取ってはならない、ということだ。
つまり他のゴルフ場ではバンカーの石を取ってもいいコースもあるということだ。
そのへんのところはここをクリックして確認してみて下さい。


2001.7.28(はれ)

『ボーナス』
「あんた、ボーナスは出た?」
と聞かれるとお客様は苦笑いして「そんなこと聞いてどーすんの?」と云い返した。
「いやーね、無駄ものに使われる前に俺がもらってやろーと思って。」
「失礼なことばっかり云うて!(笑)」


2001.7.31(はれ)

『キャディバック』
帰りのバック取りをしてると精算を済ませたお客様がキャディバックを取りにやってきた。
「えーっと、好きなの持って帰っていいんでしょ。」
「・・・え!?(笑)(^-^;」
ちゃんと自分のバックを持って帰ってくださいね。

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