
原則として審判がついて回らないということと、ゴルフコースというものが一種の公共の場になって いて、そこでプレーする人には公衆道徳が要求されるからです。 【ゼネラル・ルール】 世界共通のゴルフルール。日本ゴルフ協会(JGA)の発行するゴルフ規則書はこのゼネラル・ルール を翻訳したもの。したがって、我々日本人にとってはJGAルールがゼネラル・ルールである。 【ローカル・ルール】 それぞれのゴルフ場の事情によって設けられたルールで、そのゴルフ場のみで適用される。ローカル ルールはゼネラル・ルールに優先し、プレーヤーはこれを第一義的に守らなければならない。 競技方法 【ストロークプレー】スコア競技 一定数の競技者が一定のホール数(18ホール、27ホールなど)をラウンドして個々のスコア(合計 ストローク数)を提出し、その成績によって順位を決める方法。 ●ハンディを付けて行う競技を「アンダーハンディ競技」 ●ハンディを付けない実力だけの競技を「スクラッチ競技」という。 【マッチプレー】対抗試合 マッチプレーの基本は「シングルマッチ」である。これは1人対1人が対決して一定のホール数をプ レーし、1ホールごとの勝ち負けを決め、どちらが多くホールを勝ち取ったかによって勝者を決める 方法。 【罰則】 ストロークプレーの罰には「1打罰」「2打罰」および「競技失格」の3つがある。 マッチプレーでは「1打罰」「そのホールの負け」および「競技失格」の3つである。 |
★打順★
【スタート後のティの打順】
前のホールで一番スコアの良かったプレーヤーが次のホールのオナーとなり、以下好スコアの順にティショットをしなければ ならない。
(前のホールで同じスコアの場合はそのままの打順で次のホールをスタートしなければならない)
【打順の間違いは無罰!】
ティショットの打順を間違えても罰はなく、打った球は『インプレーの球』となるので訂正してはならない。
【ティショットのあとは、遠球先打】
1組の全員がティショットを打ち終わった後はホールに一番遠い球から順番にプレーして行かなければならない。
ただし、遠球先打の順番を間違えても罰はなく、訂正してはならない。
★アドバイス★
プレーヤーはキャディにアドバイスを求めることができる。しかし、同伴競技者同 士はアドバイスを交わしてはならない。
この場合の反則は2打罰!(アドバイスとは次の行為をいう。)
【プレーの決断についての助言】
これはホールの攻め方についての助言をいう。たとえば『目標をどこにとるか『球
を転がしてよせようか』それとも『高い球で止めようか』など。
【ストロークの方法についての助言】
これは技術的なアドバイスのこと。たとえば『今の打ち方では球が飛ばないでしょう。こうして、こうやて・・・。』っと、打ち方の指導をしたりするのは2打罰です。
【クラブの選択についての助言】
これは使用クラブについてのアドバイスのこと。
ショートホールなどで『何番で打ちましたか?』と人(同伴競技者)に聞くのも2打罰。もちろん、答えたら答えた人も2打罰!!
★示唆と援助★
【アドバイスではない行為】
情報の交換はルール上のアドバイスとはならないので罰はない。たとえば、
●ルールのアドバイス(間違ったルールでプレーを続けようとしている人(同伴競技者)に、
正しいルールを教えてあげることはルール違反ではありません!)
●見えないハザードの位置を教える
●ホールまでの距離を教える
●グリーン上で旗竿の位置を示す
など。
【プレーの線の指示】
グリーン上以外では、プレーヤーは誰にでもプレーの線を教えてもらうことができるが、
●プレーヤーがストロークをするときは、プレーの線を教えた人がプレーの線上にいてはならない。(この線上はホールの反対側も含む)
●目印として置かれたモノは、ストロークをする前に取り除かなければならない。
*グリーン上でパッテングすときに『キャディさんの足くらい?』とプレーヤーが聞いたとします。
『はい、そうですね。』とキャディが答えた後にプレーを続けてしまったら、プレーヤーには・・・2打罰が付きます。
キャディはプレーの線を教えた人だし、キャディの足が目印とみなされるからです。
これらの反則は2打罰!【援助】
プレーヤーはストロークをするときに、キャディを含めて誰からも次の援助を受けてはならない。反則は2打罰!
(物理的な援助)
●身体をささえてもらったり、じゃまになる木の枝だを押さえてもらったりしてはならない。
●他の球を利用してはならない。
(雨や風からの援助)
●ストロークをするときに、キャディを含めて誰にも『雨よけ』に傘をさしてもらったり、『風よけ』に立ってもらってはならない。
【合意の反則】
他のプレーヤーの反則に手を貸したり、反則と知っていて見逃したりすればその行為に関係したプレーヤー全員の競技失格となる。
★あるがままにプレー★
インプレーの球に触れたり、またはこれを動かしたしてはならない。ただし規則に基づいて処置をするときはこの限りでない。
以下の反則は2打罰!
【ライと位置の改善】(ライの改善・区域の改善・クラブの押し付け)
ライとは球の接地面をいう。
●球のライに凹凸があっても直してはならず、また球のライに『バラバラの土や砂』があっても取り除いてはいけない。
ただし、グリーン上では『バラ土と砂』は取り除くことができる。
●球の位置を長い草など(生長物)が覆っていても、これを取り除いたり押さえ付けたりしてはならない。
(草が邪魔だといって、抜いたりしたら2打罰です。)
●アドレスでクラブをソール(=接地)するとき、クラブ・ヘッドで地面を押さえてはならない。
(くせで、打つ前にトントンって叩く人がいるでしょう?気を付けないと2ペナ取られることがあるかも!)
ただし、
◯球の近くにある『ルース・インペディメント』は条件付きで取り除くことができる。
◯球の近くにある『動かせる障害物』は無条件で取り除くことができる。
【スイング区域の改善】
クラブの動く範囲にある生長物の枝や葉を『取ったり、曲げたり、人に押さえさせたり』してはならない。ただし、
●本当のアドレスをしたときに、身体が生長物を押す形になるのはかまわない。
●本番のスイングをしたときに、クラブが偶然に生長物を傷つけるのはかまわない。
*素振りのときに傷つければ反則!
●スイング区域からの『動かせない障害物』からは球を救済することができる。
【プレーの線とスタンス場所の改善】
プレーの線とはプレーヤーが意図する飛球線(球の飛ぶ方向)、および走行線(転がる方向)をいう。プレーの線上にある生長物を折ったり曲げたり、地面の凹凸や長い草などを踏んだり押さえたりしてはならない。スタンス(=アドレスするときの足場)の地面を掘ったり埋めたり、またはモノを置いて足場を作ったりしてはならない。
★ストローク★
ストロークとは球を『打つ意志』でクラブを振ること。
(たとえ完全な空振りだったとしても1ストロークに数えられる。)
ただし、ダウン・スイングの途中で思いとどまって、クラブヘッドが球に届く前にスイングを止めれば、ストロークしたと見なされない。
【正しく打つ】
球はクラブのヘッドで正しく打たなければならず、
『押し出し』たり
『かき寄せ』たり
『すくい上げ』たりしてはならない。反則は2打罰。
ただし、
ヘッドの裏や横で打っても、正しくヒットしようとするかぎり反則ではない。
【動いている球を打つ】
自分の球が動いている間は、これを打ってはならない。反則は2打罰。
ただし、
●水中で流れている球はプレーしてもよい。
●スイングを始めたとたんに動き出した球を、いきおい余って打ったときは2打罰
はない!
【球の2度打ち】
1回のストロークで球を2度打ったときは、
その1ストロークに『1打罰』を加え、『計2打』と数えなければならない。
★ドロップ★
プレー中に、何か事件のために球をドロップしなければならないことがある。ドロップする箇所はそれぞれの事件に該当する規則に定められている。正しくドロップしたとき球はインプレーの状態になる。
【ドロップの方法】
●ドロップはプレーヤー自信がしなければならない。
●プレーヤーは『直立』し、球を持った『腕を水平』に伸ばして球を落とさなけれ
ばならない。
*ドロップするときプレーヤーは何処を向いて立ってもよい。
【再ドロップ】
次の場合、プレーヤーはドロップのやり直しをしなければならない。
☆●上記の規定と異なる方法でドロップしたとき。
●ドロップした球が本人やキャディ、または携帯品に当たったとき。やり直して再
び当たったときは、再びドロップしなければならない。
●ハザード外でドロップした球がハザード内に転がり込んだとき。
●ハザード内でドロップした球がハザード外に転がり出たとき。
●グリーン外でドロップした球がグリーン上に転がり込んだとき。
●ドロップした球がOBに転がり出たとき。
●救済のためにドロップした球がまた救済を要する箇所に転がり戻ったとき。
●球が地上に落ちてから2クラブレングス以上転がって止ったとき。
●球の元位置(拾い上げた地点)またはその推定位置よりもホールに近づいてしま
ったとき。
●異常な場所で紛失した球、またはウォーターハザードの球を処置する場合、ドロップした球がその区域の最終通過点よりもホールに近づいて止ったとき。
以上の場合に、再ドロップをしないでそのままプレーをしたときは・・・
☆に限り『1打罰』でそのままプレー続行。
それ以外の項目に該当する場合は『2打罰』でそのままプレー。
【再び転がるとき】
再ドロップした球が再び同じように転がって同じような場所に止ったときは、こん
どはプレースしなければならない。
プレースは『再ドロップしたときに』球が『最初に着地した地点』にできるだけ近
い箇所にしなければならない。
(つまり、2度目のドロップで落ちたところにプレースすればよい。3回も4回もドロップしてはいけません!)
★プレースとレプレース★
プレー中に何かの事件のために球をプレースまたはリプレースしなければならないことがある。プレースまたはリプレースの箇所はそれぞれの事件に該当する規則に定められている。正しくプレースまたはリプレースしたとき、球はインプレーの状態に戻る。
【プレースとは】
●『拾い上げた球』または『動かされた球』を規則に従って『別の箇所』に置くこと。および・・・
●規則に従って『初めの球のあった地点』に『別の球』を置くこと。
【リプレースとは】
拾い上げた『その球』、または動かされた『その球』をその『球のあった地点』に起き戻すこと。
【再プレース】
プレースまたはリプレースした球がその箇所に停止しなかったときは再プレースしなければならない。
★誤所からのプレー★
規則の処置規定と異なる箇所にドロップまたはプレースした球は、再ドロップまたは再プレースして処置を訂正しなければならない。
処置を訂正すれば罰はない!
【誤所プレーの処置】
誤所にドロップまたはプレースした後訂正をしないでプレーしたときは『2打罰』を加えてそのまま『プレーを続行』しなければならない。誤所からプレーしたことに気付いても、やり直すことはできない。ウッカリやり直したときは、また『1打罰』を加えて再び『リプレース』しなければならない。
★マーク★
マークとは、球を拾い上げる前にその位置に目印を置くこと。目印となるモノを『ボール・マーカー』または単に『マーカー』という。マーカーには普通『コイン状』のものを使用する。
【マークの義務】
次の場合にインプレーの球を拾い上げるときは、球をマークしなければならない。
マークをしないで球を拾い上げたときは『1打罰』を加え、一旦『リプレース』しなければならない。
●グリーン上で拾い上げるとき。
●識別のために拾い上げるとき。
●取り替えのために拾い上げるとき。
●接近して止っている2球のうち1球を臨時に拾い上げるとき。
*上記以外のケースで球を拾い上げるときはマークの義務はないが、位置の確認に正確を期す必要があるときはマークをしたほうがよい。
【マークの方法】
マーカーはホールに対して球の直後に置くべきである。ホールに対して球の右側や左側に置いても反則ではないがマナーとしてよくない。なお球の直前に置くことも規則の上では反則とならないが、このとき地面を押さえたりすれば『球の動きに影響を及ぼす行動』つまり『球のラインに手を加えた』とみなされて2打罰が科されるおそれがある。
★使用クラブの本数★
●プレーヤーがラウンド中に使用できるクラブの本数は『14本以内』である。
●ラウンド中は自分の所持するクラブの以外のクラブを使用してはならない。
☆●14本未満のクラブを持ってスタートしたときは、ラウンドの途中で14本までに補充することができる。
☆●ラウンド中に、通常のプレーの結果としてクラブが破損したときは取り替えることができる。
*補充や取り替えに際して、プレーを遅延してはならない。
【クラブの貸し借り】
☆の場合、クラブを借りることができるが、そのコースでプレーしている他のプレーヤーが現に使用しているクラブは借りてはならない。
他のプレーヤーがロッカーなどに置いている予備のクラブは借りることができる。
【反則の罰】
15本以上のクラブでスタートしたときは進行した1ホールにつき『2打罰』が科される。ただし、1ラウンドにつき『最高4打罰』までとする。
15本以上で18ホール進行しても罰の合計は2ホール分の『4打罰』のみであるのでこの場合超過した分のクラブを使わなかったとしても、持っ て歩いただけで反則となる。超過分のクラブは1本でも2本でも、上記の罰則に変わりはない。
【不使用宣言】
クラブ本数超過に気付いたときは、そのクラブを指定して『不使用宣言』をしなければならない。
不使用宣言したクラブをそのラウンド中に使えば『競技失格』となる。
★装置と器具★
●通常の手袋を使用することはできるが、手首の固定装置などのように特殊加工が
ほどこされたものを使用してはならない。
●グリップにテープ類を巻き付けてもよいが、グリップ本来の形を変えてはならな
い。
●グリップにすべり止めの樹脂粉などを付着することはかまわない。
●距離測定器などの器具類を使用してはならない。
以上反則は『2打罰』。
ただし・・・、
◯測定器のない双眼鏡は使用してもよい。
◯鉛筆などを使って三角測量をしてもかまわない。
◯ハンカチなどをひるがえして風向きを測っても反則ではない。
★練習★
【スタート前の練習】
競技当日、そのコースで『リハーサル』(予行練習)をしてはならない。
この場合の反則は『競技失格』。
【例外】
スタートのティの周辺い限り、チップ・ショットていどの練習は許される。
ただし・・・、
●ローカル・ルールで上記の例外を禁止していることがある。
●上記の練習が許されていても、プレーの遅延となってはならない。
●バンカーでは一切練習してはならない。
以上の反則は『2打罰』。
【プレー中の練習】
1ホールのプレー中に練習してはならない。次の行為は練習と見なされ、反則は『2打罰』。
●よそから飛んできた球を打ち返す。
●フェアウェイでパットの練習をする。
●練習用のプラスチック球を打つ。
*ただし、松かさなどを球に見立てて打っても練習と見なされず、反則とはならない。
【ホールとホールの間の練習】
1ホールのグリーンを終わってから次のティに向かう途中も練習してはならない。
反則は『2打罰』。
【例外】
●ホール・アウトを終えたグリーン上でのパットの練習またはその周辺でのチップ・ショットの練習はすることができる。
●次のティの台地でのパットの練習、またはその周辺でのチップ・ショットの練習はすることができる。
ただし、この例外はローカル・ルールで禁止されていることが多い。
★スロープレー(不当の遅延)★
不当の遅延とは『正当な理由』がないのにプレーが遅れることをいう。正当な理由とは規則上の処置(たとえば紛失球の捜索)またはプレー中のトラブル(たとえばリカバリー・ショット)に必要な時間がかかることをいう。
不当の遅延の罰打は『2打罰』、2回目は『競技失格』。
*競技委員会は競技の条件の中で『1回目の反則は1打罰、2回目の反則は2打罰、
3回目は競技失格』と規定することができる。
★プレーの中断★
正式競技では次の場合、プレーヤーたちの判断でプレーを中止することができる。
●落雷の危険があるとき。
●急病などの緊急事態が起こったとき。
●委員の裁定を求めるとき。
悪天候となっても、委員がプレー中止を指令しない限り勝手に中止することはできない。
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